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いよいよ帰国

使いきっても残る記念の現地硬貨

8月20日(火)晴
7時半起床。食堂で朝食後、カードで支払いを済ませ、ホテルを後に駅に向かった。自動販売機の操作がわからないので窓口でスキポール空港行きの乗車券(6G)を求めてホームへ。
9時30分発デン・ハーグ行きICに乗車、空港までノンストップでわずか13分で到着する。まず昨日下見をしておいたSASのカウンンターに行き搭乗手続きを済ませ、売店で残ったGLD(ギルダー)を全部使う。
しばらくして喉の渇きに耐えきれず近くにあったアイスクリームの店に入る。US$でOKとのことで2$70Cを払い、お釣りはギルダーでもらった。海外旅行の記念硬貨がしかたなくまた増えた。

私の乗る日本への直行便はSASのコペンハーゲン発成田行きである。オランダのスキポールからデンマークのコペンハーゲンまでは乗り継ぎ便を利用する。コペンハーゲンはヨーロッパのハブ空港のひとつとしてよく利用されている大きな空港である。
搭乗は9番口からで11時にチェックインして待合室に入る。11時50分の離陸予定なので搭乗までの待ち時間を利用して空港のスケッチをする。飛行機は小型のボーイングMD-87で12時13分に離陸して13時12分にコペンハーゲンに着いた。乗り継ぎ客はトランジットルームに入って時間待ちと買い物をする。ここのトイレの便座の高いこと、靴の先端がやっと届くくらいだった。
ここでも喉が渇いたのでアイスクリーム(2$30C)を食べる。釣り銭は当然デンマークの硬貨であった。搭乗までの3時間を売店をのぞいたり、空港のスケッチをして過ごす。

座席番号を間違えカメラを失くす

16時15分ボーイングB767に搭乗する。窓際のA27の座席と思ってリュックをおろしてカメラとジャンパーを出して席に置いたところへ、後から来た人に座席番号が違うと言われる。自分の搭乗券を調べたらA26だったので慌てて荷物を前の席に写し席についてみるとカメラがない。後ろの席を探すも見つからず、到着後も再点検したがとうとう出てこなかった。行きにも「エスペラント会話練習帳」をなくし、帰りはカメラだ。
16時55分離陸。1ヶ月あまりのヨーロッパの旅も最後と眼下に広がるデンマーク、スウェーデンの景色を眺めながら、帰国の途に着いた。19時20分ロシアの上空で陽が沈んだ。

8月21日(水)晴
10時間10分の飛行の後、日本時間10時5分成田空港に無事着陸した。空港郵便局でスタンプを押し、11時45分発横須賀線逗子行きに乗車、34日ぶりに帰宅した。

帰国して

長期間の旅行を振り返ると、1991年のベルゲンのエスペラント世界大会の前後にわたる北欧5か国42日間の旅行では詳しく調査したのに比べ、今回は自由に乗り降りできるユーレイルパスを利用したため、オーストリアから後の旅行については事前調査と計画の不備を痛感する。しかし、ユーレイルパスは時間の余裕があれば本当に便利だ。イタリア→ギリシャ、フランス→アイルランド、スウェーデン→フィンランド間のフェリーもすべて乗船できる。いつかこれらのフェリーに乗ってみたいと思う。1〜2名ならばほとんどの国でホテルも列車も予約なしで大丈夫であった。                           (おわり)


最後の最後でまたしてもカメラを失くしてしまいました。
確か着いてそうそうのタクシーにも置き忘れてましたね。
途中入れ歯がこわれたり、お腹の具合が悪くなったりはしたようですが、
倒れるようなこともなく無事帰国できてよかったです。(ウサコ)




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