IKN no.22 いっちーの躁鬱日記

こんにちは。
いっちーです。

人の前頭葉はなんのために進化したのだろう。

僕は最近こんなことを考える。人がものを想像したり、物語を作ったりできるのは、前頭葉が発達しているかららしい。そして、人の起源であるホモ・サピエンスは、物語を作ることができたから、他のホモ族を滅ぼし、生き残り、今や地球の支配者になった。

そんな僕ら人間は、最強のようだが、最弱とも言える。なぜなら生き物で唯一自ら命を絶つからだ。そして自分たちの暮らしを豊かにしていった結果、自分たちが暮らしている環境を破壊し、自らの首を絞めている。

コロナは、そんな人間の異常増殖を止めるために、地球が発生させた八卦級のようだとも感じる。これは、決してコロナで苦しんでいる方やなくなってしまった方々のことを軽んじているわけではなく、僕ら人間はやはり何かを勘違いしていたというか、見失ってしまっていたんじゃないかと思う。

経済的発展を求め、GDPの成長率を競い合い、一人当たりのGDPでどの国が金持ちなのかとはやし立てる。常に成長を求められ、すごいスピードで回っているIT技術に振り回され、それに遅れないようにさらに早いスピードでの成長が求められる。

これではまるで、回し車を必死に回しているハムスターのようだと感じてしまう。このスピードというのは、何か代わり映えのしない毎日を送るという人生を味合わずに、というか感じないようにするために回し車を必死に回しているようなそんな感じだ。

誰の人生も客観的に見ればほぼ同じことの繰り返しだ。朝起きて、ご飯食べて、寝る。その繰り返しが人生だ。その営みの中で意味なんてない。人間は落ち着きたいために、意味をつけたがる。でも本質的には、人生に意味はないはず。命が始まり、そして終わる。意味がないといけないのか。意味がないことに意味はないのか？無意味という意味があると僕は思う。

コロナが落ち着き、また同じようにすごいスピードで世の中は進み始めるのだろう。資本主義から脱出しない限りは、それは止められないし、振り回される。そこから振り落とされてしまった人たちは、新しいコミュニティ、ソサエティを作る必要がある。

コロナが開けた後、新しいソサエティがどこかで生まれればいいのになと思う。それか既にどこかにあるか。