移民論における「日本人も当事者だ」の言葉

難民支援協会が運営している「ニッポン複雑紀行」で、現在開催されている写真展へ。トークショーで話題に上がった神戸定住外国人支援センターのKFC金理事長。写真の隣の言葉が、胸に残る。

「日本人は当事者です、移民が困難を抱える社会を作っていることのね。(外国人だけが当事者なわけではないですから。)」

画像1

社会が定住外国人に向けた取り組みの歴史、ときに無責任な現状に、疑問を投げかける言葉だと感じる。憤りもあるような。定住外国人・外国人とつながる人たちの豊かな社会を考えていくうえで、たとえ消極的な日本社会であっても巻き込まざるを得ないような、勇敢な言葉。「当事者しか、〜できない。」「当事者ではないから、〜できない。」という隔たりを瓦解する力強さが、胸に響く。

以下、ニッポン複雑紀行による金さんの記事。