偽悪醜の意思決定

社長が意思決定の仕方について書いてくれました。


組織の中で意思決定を行う際に、真善美の問いを前提に起きながら対話をすると、成熟した議論が行われ全会一致がみられるとのことです。
以前、「真善美」についてnoteを書いてみましたが
改めてまだ真善美の部分がむずかしいなーと感じたので、理解を深めるために逆の想念、偽悪醜の意思決定について考えてみました。

偽悪醜の問い

社長の「ある人間を責任者にすべきか?」の問いに対して、偽悪醜の有無をきく問いを具体的に考えてみました。

偽 現実的に考えて、彼の実力は十分に組織の役に立たないのではないか?

悪 彼が責任者になることは、部下、同僚、顧客にとって悪いことではないか?

醜 彼が責任者になることに違和感を抱いていないか?意思決定をする時にテンションが下がってないか?

そのまま問いの内容を反対にすると変な感じになってしまったので、自分の感性で少し内容を変えてみました。
美が特にいまいちピンときていなかったのですが、醜について考えると「全体調和」「harmony」「流れ」みたいなワードが浮かんできました。
美も兼ね備えた意思決定をするとき、心地よさを感じるのかなぁと原体験を元に想像をしました。

真善美だと動きやすいか、偽悪醜だと動きやすいか

元の真善美の理解は少し深まったのですが、用い方について勝手にもう少し考えてみたいと思います。
最近、ともだちから影響言語というものを教えてもらいました。
影響を受けやすい語り方は2つに分けることができるとのこと。

【目的志向型】
目標を達成したり、ゴールに到達するためのやる気が高い。
例:目標、目的、獲得する、到達する、所有する、手に入れる、受け取る、達成する
【問題回避型】
問題に焦点が当たり、解決すべき問題や回避すべき状態が想定されるとやる気が出る。
例:避ける、〇〇しないようにする、除外する、排除する、〇〇しなくていい、回避する

この影響言語という観点から考えると
真善美の揃った真理を目指すより、偽悪醜を見つけるフィルターにかける意識の方がパワーは出る個人がいるかもしれません。

真善美と偽悪醜、どちらの方が全会一致がみられやすいか

今回の元記事のテーマは「組織における意思決定」。
それは、みんなが目指せる北極星のようなものを見つけることだと受け取りました。
偽悪醜は制約を設けるのによさそうですが、ズレなく同じところを目指すということを考えると、強く真善美が意識された意思決定より効果が劣るかもしれません。
また、真善美を前提に対話をしていくと、その場の空気がフレッシュになるイメージが湧いてきます。どんな空気のチームで動きたいかは人それぞれですが、若い自分は気持ちのいい空気感で意思決定に携わりたいですね。


社長のnoteの理解のために久々noteを書いてみました。
個人においても、組織においても、VUCAな時代だからこそ意思決定の際には動機を大切にしながら生きていきたいです。

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