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QOL UP!

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QOL: Quality of Life (生活の質) を向上できるような、日常で役立つ記事をまとめました。
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#読書感想文

いまの仕事を見つめ直す

楽しく生き生きと働くためのコツは、ジョブクラフティングだと思う。 聞き慣れない言葉かもしれないが、尾原和啓さんの著書 あえて数字からおりる働き方では、次のように表されている。 自分の仕事を自ら設計し、仕事に対する意識や気持ちを変えていくこと つまり、仕事の捉え方を自分の納得のいくように変えて、それによってモチベーションを高めていくということ。 3人のレンガ職人の寓話があり、どんな仕事をしているか尋ねると、 Aさん:レンガを積んでいる Bさん:壁を造っている Cさん:

“美”意識高い系が強い理由

独立研究者 山口周さんの著書 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? を読んだ。 ビジネス経営において、美意識を必要とする理由が説明されている。 わたしはここでいう「エリート」ではないが、日々の仕事や生活でも、欠かせないものだと感じたので、考えたことを共有したい。 アートを取り入れよう経営においては「アート」を担う人物が必要。 ところが、現代のビジネスで重視されがちなのは、分析や評価を軸とする「サイエンス」、それから、経験や知識に基づく「クラフト」とのこと。

命と向き合うきっかけを ~エンド・オブ・ライフを読んで~

ノンフィクション作家である佐々涼子さんの著書 エンド・オブ・ライフ を読んだ。 在宅での終末医療について書かれており、本屋大賞 2020年のノンフィクション本大賞に選ばれている。 「死」がテーマで、生々しく、ずっしりとのしかかる重い情景もあるものの、最後まで読むと、どこか心が軽くなるように感じた。 考えたことをギュッと濃縮して共有したい。 だれのための予後予測か予後とは病気や治療がどう進むかの見通しだ。 余命が短い場合、それを家族や本人に知らせることは、残り時間の過

情報は寝て待て!? インプットの心得3か条

精神科医で作家の樺沢紫苑さんの著書「インプット大全」を読んだので、学んだことを共有したい。 人間の脳が一度に処理できるのは最大3つらしいので、わたしなりに3か条にまとめてみた。 1か条:インプットはアウトプット前提でインプットの効率を高めるには、アウトプットが必要ということ。 たしかに、他人に何か教えようとすると、まず頭の中で整理しなければならない。 それにより、知識が定着する。 noteを書くようになってからは、本を読むとき、「この内容を共有するならどう書こうかな

時間を奪わない文章の書き方

「書くのがしんどい」と思ったことが、みなさん一度はあるのではないでしょうか? そんなときに助けとなる一冊を、わたしが心がけようと思った3つのポイントもあわせて、紹介したいと思います。 その書籍は、編集者を職業とする竹村俊助さんの著書「書くのがしんどい」 「編集者」の立場から書かれている点が新しく、ネタさがしやSNSでの発信についても、スキルやノウハウがつめ込まれています。 「書くこと」について書かれた本だけあり、文章を目で追うだけで、内容がすらすらと頭に入ってきて、ペ

スキでい続けてもらうには ~サブスクモデルに見る売れっ子戦略~ 後編

先日投稿した前編を、多くの方に読んで頂き、大変嬉しく思っております。 本日は、その続きをお話しさせてもらいます。 なお、この記事は、西井敏恭さんの書籍をもとに、日常のコミュニティの中で、スキでい続けてもらうためのポイントを、私なりにまとめたものです。 前編はこちらです。 前編では、大切だと思った4点のうち、2点を紹介いたしました。 後編では、残り2点を紹介させてもらいます。 それでは、後編のスタートです。 3. ペインの発見サブスクリプション事業をつくる際の、一

スキでい続けてもらうには ~サブスクモデルに見る売れっ子戦略~ 前編

本日は、「売れっ子戦略」について、先日読んだ書籍をもとに、お話しさせてもらいます。 ここで表現した「売れっ子戦略」とは、膨大なフォロワーに支持されるインフルエンサーだけの話ではありません。 学校・職場・SNSなど、日常のコミュニティの中で、スキでい続けてもらうためのポイントです。 読んだ本はこちら。 本書を手掛けたのは、オイシックスのCMT(チーフ マーケティング テクノロジスト)を務める、西井敏恭さん。 自ら起業された会社の社長なども兼任し、サブスクリプションのE