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法科大学院に入学したときのこと

note初投稿のテスト。

私はちょうど10年前の2004年4月に一橋大学法科大学院に入学しました。法科大学院制度が発足した一期生です。

今の法科大学院制度に対する評価は残念なことになっていますが,当時は,幅広い層から法曹を集め,7,8割が司法試験に合格する,と理想が語られ,まんまと私もそれに乗りました。法科大学院に入るための共通適性試験の受験者は4万人を超え,私が受験した一橋大学法科大学院・未修コースも定員30名のところに確か700人くらいが出願していました。(法曹養成という国家において重要な制度が,発足から10年でこれほどまで評価を下げてしまったのは危機であり,早急に手を打たなければならないと思いますが)

当時はまだ会社員の地位がありました。2004年5月にカットオーバーするシステムの開発に従事していたことからタイミングよく辞めることができず,授業が終わるとプロジェクトルームに直行するという生活でした。

そんな状態だったので,事前準備ができず,完全な純粋未修として入学しました。最初の民法の授業で「六法の『六』にはどんな法律がありますか」(*)というのを聞かれたものの3人目の私が答えられなかった記憶があります。周りのみんなが全員とても賢そうに見えて「やばいなあ」という焦りがあったのをよく記憶しています。

写真は,入学直後に当時1歳の長男を一橋大学キャンパスに連れてきたときのもの。

(*)答えは,憲法,民法,刑法,商法,民事訴訟法,刑事訴訟法

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