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娘さんのいる方にお勧め「明日ちゃんのセーラー服」

第1回放送を見て感想を書いたものが、下の記事です。

さてさて、毎週楽しみに視聴しています。
クール半ばを過ぎても超神作画は衰えず。
同一クールで『その着せ替え人形は恋をする』も神作画で人気を博していることから、CloverWorksという会社の実力の程が伺えます。

今回は『明日ちゃん…』について、おっさん視点で語ります。
ズバリ、娘さんの子育てが終わった方におススメです。

この物語は、過疎地で育ち、小学生の間ずっと一人クラスだった明日小路あけび こみちちゃんの中学校での生活を中心に描かれています。

私立中学に通い始め、初めてのクラスメートと関りを持っていくお話。
常に先生と1対1という環境だった明日ちゃんは、クラスメートといるだけで、何もかもが新鮮で楽しい様子。
見ている方も、そのワクワクする気持ちを感じ取ることができます。

そして、風景、人物、動物、物、すべては美しく描かれています。
とりわけ、明日ちゃんの瞳は、相当な力の入れようです。
純粋な人って目がきれいですよね!
CloverWorksは、明日ちゃんの瞳を美しく描くことによって、彼女の穢れない心を表現しているのだと思います。正に無垢という言葉がぴったりなほどに輝きを放っています。

中学1年生ですから、身体的にも精神的にも、まだまだ幼い。
目、鼻、口の距離を近づけることでこどもっぽさを表現しています。
一方で、少女から大人の女性へと成長しつつある一瞬の儚さや美しさを、ロングの立ち姿を止め絵で挿入することで表現しています。
このバランスが、私に、あることを想起させるのです。

それは、娘の幼かった頃から成長していく一連の過程です。
あの頃は可愛かった。こういう仕草が印象的だった。などなどと走馬灯のように。
そして、大きくなって、中学生の頃は、こんな感じで楽しく過ごしていたのだろうなと。
一度も見たことのない学校での生活を勝手に想像して、重ねあわせ、一人「うんうん」と頷いてしまうのです。

おそらく、同様の感覚を持たれる方も多いと思います。

今のところ「いやなやつ」は一人も登場していません。
クラスメートは、皆が明日ちゃんに興味や関心を持ち、かかわりを持とうとします。それに明日ちゃんは、常にオープンな心で接していきます。
最後までこの調子でいくことを祈ります。

毎回、クラスメートの誰かがフィーチャーされ、話が成立しています。
ストーリーにこれと言った山谷はありません。
ただ女子中学生達の美しく、楽し気な学校生活を、眺めるだけです。

それが、なんとも楽しい!
ある意味、特殊なアニメなのかもしれませんね。

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