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コードギアスとギルティクラウンの設定が似ているけど

『コードギアス 反逆のルルーシュ』(CG)と『ギルティクラウン』(
(GC)の設定は似ていると思いませんか?

ネタバレを含むので、まだ見ていない人は、この先を読むかどうかは自己判断でお願いします。

1.世界情勢

主人公が住む国(仮想日本)は、超大国勢力に支配されている。
主人公はその超大国勢力と戦う。

2.主人公

かなり冷めた感覚で世の中を見ている男子高校生。
実は…という設定あり。

3.Boy Meets Girl

典型的だが、他のアニメも同じようなもの。
コードギアスはルルーシュがC.C.と出会い、ギルティクラウンでは桜満集が楪いのりと出会う

4.人ならざる力を手に入れる

ルルーシュはC.C.から絶対順守の神の力「ギアス」を、集は楪いのりから、仲間の力「ボイド」を取り出す「王の能力」を手に入れる。その力を駆使して巨大な敵に立ち向かう。

ここまでが両作の1話で語られる内容です。
コードギアスの方が先に放映されています。
ギルティクラウン放映当時は「パクリ」だと、よく言われました。

5.主人公とヒロインが同居する

C.C.はルルーシュの部屋に、いのりは集のマンションに住むようになる。

6.主人公に思いを寄せる同級生が死ぬ

ルルーシュに思いを寄せる同級生シャーリー、集と幼馴染で秘かに恋心を抱く校条 祭が途中で死ぬ。そしてそれを契機に、ルルーシュ、集ともに心情が大きく変化する。

7.途中で敵味方や組織が入れ替わる

最初は敵だったメンバーが味方になったり、その逆がある。入れ替わるタイミングやメンバー構成などが似通っている。

8.力を失い、取り戻す

ルルーシュは1期終了後に、集は終盤の入り口辺りで一旦力を失う。
しかし、取り戻す。

9.最後は主人公がすべてを背負う

ルルーシュはゼロレクイエムによって、自身の死と引き換えにすべての憎しみを引き受ける。
集は世界のアポカリプスウイルスを一身に受ける決意をする。

10.略称

略すと、コードギアスはCG、ギルティクラウンはGCです。
これは単なる偶然だと思いますが。

理由

さて、なぜこんなに似ているかというと、答えは簡単です。

両作のシリーズ構成・脚本を担当した方が同じだからです。
主・副は入れ替わっていますが、同一人物が担当するとどうしても似通った流れになりますよね。

考察

似ている点は多々ありますが、両方とも良作です。
今の時代、完全にオリジナルのアイデアなんて、そうそう出てくるものではありません。当然、似通った部分が発生するのも回避できません。

コードギアスにも、捉え方によっては他作品と同じ要素は多分に存在します。

それを「パクリ」と罵る人がいるのも、誰もが匿名発信者になれるインターネット時代においては、仕方のないことだと思います。

これから先も、多種多様なアニメが作られていくと思います。
使いつくされたように見えるアイデアや設定を、いかにしてオリジナルに昇華させるのかが、作り手側の才能と努力の結晶なのでしょう。

良い作品に出合えることを。


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