読めばわかる severity
ITの世界でよく目や耳にするseverityとは何だろう?
日本語にすると「重要度」です。
日常生活ではあまりお目にかからないseverityという単語ですが、とっても大切なんですよー。
例えば、プログラムがエラーで停止したり、コンピューターそのものが止まってしまったりすることがありますよね。たいていは、エラーログが残されます。
エラーログには様々な情報が記載されています。
その中の情報の一つがseverity=重要度です。
一般的に事態が深刻なものから順に挙げて説明していきますね。
だいたい下記4つの違いを覚えておけば大丈夫です。
ただし、ここに挙げたのは一般的な事例であり、順序が異なっていたり、意味が違う場合もあります。もっと細かい段階に区切られていたりすることもあります。
正確な情報はマニュアルなどを参照してください。
1.FATAL(致命的)
もう「完全に」終わっている状態です。
機器であれば故障して停止しています。
プログラムの場合、異常が発生して止まっています。
機器がFATALで停止した場合は、大抵は故障です。
部品交換が必要な状態ですね。
すぐにサポートに連絡して部品交換の手はずを整えましょう。
2.CRITICAL(致命的)
「ほぼ」終わっている状態です。
機器であれば、エラーを繰り返しながらも、なんとか運転を続けている状態。
プログラムも同様のことが多いです。
じゃ、FATALと何が違うの?ということになりますよね。
事態の深刻度は、FATAL > CRITICAL です。
FATALは「完全に」死んでいる。
CRITICALは「ほぼ」死んでいる。
と考えればいいでしょう。
一般的に、機器が壊れる場合は、前兆としてCRITICALをたくさん出力した後に、FATALで完全停止します。
ま、突然FATALが発生する場合も多いんですけど。
3.WARNING(警告)
なんらかの異常が発生しているが、今のままでも運転を続けることができる状態です。
機器の場合は、値の設定ミスなどによっても発生することがあります。
プログラムだと、本来は格納できない値を入れてしまったりすると発生します。
WARNINGを放置するというのは、SEやプログラマーとしてはあまり好ましくありません。できるだけ、早期に対応をして、WARNINGを消し去る努力をしましょう。
対策をしたにもかかわらず続くようなら、機器の場合はメーカーに問い合わせるなどをしなければなりません。
プログラムの場合は、どこかに原因があるはずなので、しっかりと対処しましょう。
4.ERROR(エラー)
内容や重要度は様々です。機器やソフトによっても扱いがことなります。
一般的には、何らかのエラーが発生したがそのまま運転を続けている状態です。
ERRORについても、WARNING同様にきちんと対処をしておきましょう。
まとめ
どんなseverityのエラーでも放置しておくと、後々大ごとになる恐れがあります。
きちんと対処して、後顧の憂いを断ちましょう!
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