見出し画像

バンドメンバー募集という苦悩からの解放

あなたは自分のやりたい音楽の為にバンドメンバーを募集した事があるだろうか?

自分も大学の頃からやりたい音楽を実現したくて、軽音で組んだり、スタジオにメンバー募集の張り紙を見て組んだり色々やってはいた。

しかしそのどれもが上手くいった試しがない。実際に自分のやりたい音楽を満足いくまで実現することは出来なかった。

そして今でもがむしゃらにバンドメンバーを探しているかと問われたら、NOである。というより今の自分は、無理にバンド形態で活動する必要が無いのでは?とすら思い始めてきている。

生バンドメンバーの必要性

ここで今の自分の音楽活動について考え直してみる。オレは常々 "30までにアルバム1枚作る" という目標を掲げているが、そのアルバムを引っさげたツアーもして行きたいと考えている。

いやもっと言えば、自分の持ち曲が増えれば、その瞬間ライブハウスで演奏したいとも考えている。

さてどのように演奏するか?今まで通りに1からバンドメンバー募集の張り紙張ってベース、ドラム、ボーカルが揃うまで必死にいろんな人に声をかけるべきか?

正直オレは、もうそんなしんどいことなどしたくないと思っている。

もちろん生演奏でやれるに越したことはない。実際にバンドを組んで音を出した時の満足感は言葉に表せない。しかしそれは、"上手い人と演奏した時" に限る。

"自分と波長が会う人" とでも表現するか。そう、今まで組んでて上手くいかなかったのは、無理やり組まされて使命感として演奏していたからだと考えてられる。もちろん波長なんて合うはずがない。

軽音なんかは特にそうだ。学祭の枠が足りないので、組んでいない人同士で組んで、曲も合わせやすいっていう理由で適当に決めて演奏していた。こんな即興バンドじゃうまくいくはず無いよね。

かといって自分と波長の合う人なんて滅多にいるはずもない。おそらく夫婦関係と同じだろう。だからこそバンドメンバー募集は思っている以上に苦難だと思う。

一人でライブハウス出演


そんなわけで正直に言うとバンドメンバーを探す気力すら湧かなくなっている。だけどライブハウスで演奏できないか?ってなると話が変わってくる。

要は一人でできることを考えればいい。そしてオレはDTMerだ。一応PC上でバンド音源を作る事ならできる。

そう、この特権をフルに活かせればいい。DTMerならリズム隊さえパソコンに打ち込んで、あとは自分の生ギターさえ乗っければ、理論上バンドサウンドになる。

こういう形でライブハウスで活躍できればいいんじゃないか?って本気で考えている。

新しい挑戦で生じるリスク


バンドマンや昔ながらのロックンロール好きからすれば邪道かと思われるかもしれない。PCの音源使ってバンド演奏なんてそんなのバンドじゃないって声も聞こえてきそうだ。

でもオレは気にしない。新しいことを始めるにはこういうアンチ的な声も聞こえてくる。人はなんだかんだで保守的な生き物だから、流行り出す前のアングラなものに批判したがるのだ。

それにPC音源でバンドサウンドという新しい試みをやってみる事で何か大きな発見があるかもしれない。

今後の音楽人生において、そういう大きな賭けに出てもいいだろう。

ヒビロック