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CARP 観戦記 on DAZN 佐伯貴弘さんのことばを受けて…

昨日は DAZN でカープ戦を観戦しましたが、解説の佐伯貴弘さんのお話しに、強い共感を覚えました。


今永の前に1安打と沈黙したカープ。完封を許した背景には、初球打ちによる凡退の多さが少なからずあったように思います。実際あらためて結果を振り返ると、2回から6回まで毎回1打者が1球で「料理」されていました。


チーム状態が悪いこともあり、ファンとしては文句のひとつも言いたくなるところでしょう。実際観ていて僕も、ものすごくつらい気持ちになりました。


しかし佐伯さんは言います。(2回の松山の時)打てなければ簡単に打ち上げたと言われ、ヒットなら積極的だと言われる。何とでも言えるのだ、と。


では、選手がやるべきことは何なのでしょうか。


それは初球を打つにしても、「打つための準備」をきちんとしておくこと。具体的には、タイミング、コース、球種選び……。その上で、本当に打つべき球だったのか? そこまで省みて欲しいのだと、佐伯さんは説いて下さりました。


選手たちに望むべきことは、勝利に向けて万全の準備をしてもらうこと以外にありません。それでは、僕らファンはどうあるべきなのでしょうか。

それは一喜一憂することなく、声援と応援の気持ちをチームに届けること。その一点に尽きるのではないでしょうか。選手も勝つために必死です。その背中を、気持ちを後押しする。結果が出ない今こそ、ファンの真価が問われているのかもしれません。


「我々も状況をちゃんと見て、言葉に気をつけ、なるべく選手目線で伝えたい」


解説者として、元プロ野球選手として真摯な姿勢を貫く佐伯さん。実は昨日、DAZN の番組企画である「#5裏の佐伯さん」で、僕の質問に答えて下さりました。

問:(カープの打撃不調を引き合いに)バッターというのは、どんなきっかけで調子を取り戻すものなのでしょうか?


佐伯さん:本当にたった1球でバッティングは崩れますし、たった1球でバッティングは戻ります。
ですから練習の時から、ティーバッティング、フリーバッティングの時から、いろんなものを考えながら、想像しながらバッティングするというのが大切なことだと思います

僕らは初球打ちそれ自体を、安易に批判するべきではありません。とにかく佐伯さんがおっしゃるように、選手には万全の準備をしてもらって、今日の勝利に向けてがんばってほしい! チームの状況が状況だけに、ともすれば僕も心が乱れそうになる今日この頃ですが、番組で取り上げていただいたことへの感謝とともに、今日もDAZN でカープを応援したいと思います


○Twitter上でハッシュタグ付の投稿をしたのに対して、放送の中で佐伯さんが質問に答えて下さりました。なお、引用部分は文章化するにあたり、趣旨の変わらない範囲で一部修正しています

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