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新幹線デッキから考える音の話

皆さんこんにちは。作曲家で大学教員の小松正史です。 実は今日、新幹線のデッキから収録しているのですが、東京からの出張の帰りでギリギリのタイミングとなってしまいました。ご了承ください。

1年ぶりに新幹線に乗ったのですが、いろいろと音の変化に気づきました。新幹線の車内を快適に過ごすための音の気づきやアイディアを思いついたので、いくつか紹介します。


合成音声化が進む車内アナウンス

車内アナウンスが合成音声に まず気になったのが、駅や車内のアナウンスが音声合成で行われている点です。ボーカロイドという合成音声生成ソフトが多用されていて、やや機械的で平板な印象を受けました。逆に生の人の声は珍しくなってきていいます。

行き先で変わる車内アナウンスの音源

車内ジングル音源が上り下り別に変わっていました。 車内アナウンスの前に流れるジングルの曲は記憶に深く残っていきます。下りのジングルは「いい日旅立ち」(谷村新司氏)の曲が使われていましたが、行きは癒し系のようなホンワカな音楽に代わっていました。こうした細かい変更点があちこちにありました。

静かになったN700系の走行音

N700系の低い走行音。この新幹線N700系は、背景の走行音が以前に比べてかなり静かになっていると感じました。高音部分のシャかシャかした音はありますが、低音の発生が流体力学的に改善されているようで、体感では70→50dB前後まで下がっている印象を受けました。10年前よりも、車内がずっと静かで快適になったと実感します。

イヤホン使用が主流の車内

乗客の過半数がイヤホン 多くの乗客が車内でイヤホンを使って音楽やらラジオを聞いていました。コードレスのBluetoothイヤホンが主流のようですね。でも、長時間の大音量があまりよくないかもしれません。僕は車内では基本的にイヤホンを使
わないようにしています。周囲の走行音が大きいので、それに負けないように最盛期側の音量を上げると、結果的に耳に過剰な負担を強いることになるからです。

新幹線の異常な重力と対策

新幹線の車内では、普段とはかなり異なる強い重力がかかっています。とりわけ日帰りの長距離移動だと、体に重たい疲れを感じることが多いですね。なので、頻繁に新幹線を使う場合は休息とセットで考える必要があります。アスリートをはじめとした新幹線などの長距離移動する場合は、数日間休息を取るなどして、無理のない範囲が賢明かもしれません。短時間の乗り過ぎには気をつける必要がありそうです。

以上、新幹線の車内での音の体験をお話ししました。皆さんも一度車内の音に意識を向けてみてはいかがでしょうか。それでは本日はこの辺で失礼します。

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