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僕達がバスケットボールから学ぶこと

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「バスケは人生を豊かにするもの。」 そう思いながら日々バスケに打ち込む岩沢の人生に役立つ “学び” と “気付き” を書いていきます。
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記事一覧

"ALL_DAY"から学んだ生きる意味。スポーツは奪い合いや貶め合いではない。

2020年5月のこと。 世間はコロナで自粛となり、バスケットができなくなった。 いつ来るかわからない次の試合に向け、私は体が鈍らぬように一人公園で自主練をしていた。 しかし、時間があると人は余計なことを考える。 浮かび上がるのは「なぜバスケをするのか?」という疑問。 そこから導き出される直視したくない答え。 ───私のやっているバスケットはただの奪い合いなのではないか? その疑問と折り合いがつかないまま、私はとあるきっかけで『ALL_DAY』に出場することになる。 相手

世に溢れている情報から自分に必要なものを選び抜くシンプルな方法

個人が情報発信することが容易になり、今の世の中には多くの情報が溢れています。それは便利になった反面、煩雑にもなってしまいました。 調べものの為、勉強の為、悩みを解消する為。 それらが全てネットで検索するだけで多くの情報に触れる事が出来ます。 それらの中にはそれぞれ相反する概念のものもあったりして、私たちはひどく混乱します。 見た情報が正解なのか間違いなのか。 自分に必要なのか不要なのか。 それらを知る方法は意外と単純で、シンプルなものです。 それは、自分の心と体に聞い

知識とスキル。どちらかが先行して特化すると苦しみが増えるという話

一芸に秀でる事は時に強力な武器となって私たちに力を貸してくれます。 打ち込む分野を一つに絞ることで多大な時間と労力を費やすことができ、マルチな能力を持った人には到底辿り着けない境地まで自分の能力を伸ばすことができるからです。 さらに、自分が秀でられなかった分野の能力を持ったチームメイトやパートナーと協力すれば弱点もなくなります。 しかし、各分野での「知識」と「スキル」。 この二つに関しては両立させなければ「楽しく学ぶ」ということができなくなってしまいます。 正確には楽しく

自分の力を最大化する方法 -とあるバスケ選手から学ぶ考え方-

私がその選手を知ったのは2016-17シーズンの富山グラウジーズ。 2018-19シーズンこそ富山はチャンピオンシップへ進出し、現在もB1中地区3位に位置しています。(負け越してはいますが) しかしそのシーズン、富山は18勝42負で降格の危機。その選手がいなければ富山は今頃B2だったのかも知れないのです。 その選手とは 岡田優。 2016-17シーズンの残留プレーオフ2回戦。 国立代々木競技場で行われた横浜ビーコルセアーズとの試合で、富山はシーズン中盤までスコアリーダー

3種類の思考力を鍛えることが人生の幸福度を上げるという話

プレーが上手くいかない バスケがつまらない 生きるのが苦しい 味方のミスにイライラする 人間関係が煩わしい 生きていれば、必ずこういう思いを経験すると思います。 不幸せな思いをしない人生を送ることは難しい。 でも、その時間を減らすことはできる。 この記事では、三つの思考力を鍛えることが自分や周りの人を守り、輝かせ、人生の幸福度を上げることについて書いていきます。 始めに挙げたような悩みに苦しむ人のヒントになれば幸いです。 思考力には「長さ」「広さ」「速さ」の3種類が

バスケを上手くなり、人間性も高める為に必要なこと

社会人バスケをしていると、週3~4日練習はしているもののあまり変化の見られないという人は多いように思います。しかし、その一方で週1回程度の練習でどんどん上手くなる人も少なからずいます。 学生バスケでも成長の早さはまちまちです。 これは物事の本質を捉えられているか、最適解を導き出せているかが成長スピードを分けています。 これができておらず、前者のように向上が中々見られない人は、部活動の頃の監督や先輩から「これはこういうもの」と言われた事だったり、成功者達の「私はこれで成功し