見出し画像

割れた茶碗を金継ぎする〜金粉を蒔く〜

今回いよいよクライマックス!金粉を蒔きます。、、、が!そうあっさりと金粉は蒔けません。何事も詰めの段階にきてやっと折り返し地点。さすがにそこまでではないですが、それくらいの心構えが大事やぞ!という動画になってます。

第1のポイントは、「さあ金粉を蒔くぞ!」という直前にはやりすぎるぐらいに研ぎます。実際、研ぎすぎた時はまた塗り込んで、また研いで、研ぎすぎたら塗り込んでまた研いで、、、気が済むまで繰り返します。気が済む度合いは人それぞれなので、あなたのタイミングで前に進んでください。世の中には気が済まない人がいるんで、そういう人はほっといて前に進みましょう。しつこい人はいるんです。、、、ここに。

さて、金粉を蒔くには金粉を貼り付ける糊としての漆を塗り込んでいきます。いつもと同じ漆ですが、前はくぼみを埋めるための目的だったり、漆の肌を作る目的だったり、その時その時、違う目的で塗り込んできました。で、今回は金粉の下地。

できるだけ薄く均一に塗り込んでいきます。「薄く」が苦手な人や「均一に」が苦手な人、両方苦手な人もいると思いますが、これは慣れです。数をこなすと誰でもうまくなるので、あまり難しく考えず遊びの中で少しずつ工夫していかれると良いのかなと思います。

最後、金粉を蒔く作業。真綿で蒔いています。ガイドブックや動画資料などで毛房や粉筒を使ってるものもあるので、「綿??」ってなった方もおられるかもしれません。毎度のことですが、何を使っても正解です。ただ、個人的には真綿が一番簡単ではないかなと思うので、第一歩は綿蒔きから。金継ぎなら綿で大体事足りるかなと。さらに一歩進んで蒔絵に取り組むと徐々にいろんな道具が必要になる局面も出てくるでしょう。

金継ぎもおそらく次回で最終回になるので、そのあとは何しようかなと考え中。何かリクエストあればどうぞご遠慮なくネタ提供お願いします。ではまた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?