初の製作依頼(ジュノーン制作その1)
さて次の制作は!
ボークスSAV1/100ジュノーン!
前回完成したのも!
SAVジュノーン(笑)。
去年も完成させたてましたね…。
SAVジュノーン(笑)。
今回は、製作依頼品です。
僕は製作の依頼を基本的に受けないんですが、諸般の事情があって今回は承ることに。今までお断りしてきた方々、申し訳ありません。
なぜ受けないのか、というのは機会があればそのうち。
キットは依頼してくれた方が用意してくれましたけど、未開封の中古品。
とりあえず、パーツチェックしながら不足がないことを祈ります。(問題なくてよかった!買って2週間以内じゃないと対応してもらえません。パーツ請求できたとしても結構お金がかかります…)
キットはどうやら去年に再販されたもの。しかもパーツをチェックしたらはっきりくっきりの赤線入り。当たりですね。僕が昨年作ったものよりバリも少なく状態が良かったです。赤線入りは抜き始めに付くらしいので、型が良い状態、つまり複製されたキットも良い状態、ということなんですよね。
チェックが終わって洗浄。ガレージキットは煮ない人も多いですが、僕は極力煮ます。経年変化が嫌だし、可塑剤はできるだけ抜いた状態で作業したほうが健康面にも良さそうだから。長く作り続けたいですから。煮てないパーツと煮たパーツ、ヤスリをかけると全く臭いが違います。
ただ、煮てしまうと変形しちゃうパーツもあるのでケースバイケースで。
剥離剤、可塑剤対応のための作業は煮たり、クレンザーで洗ったり、中性洗剤につけおきしたり、専用の洗浄剤を使ったり、いろいろありますが、どれが一番ってわけじゃなくてキットの状態・形状に合わせて柔軟にやるのが結局のところ一番かと思ってます。
歪みやすいパーツもあまり歪んでませんでした。状態いいなぁ…。
ちょっとは歪んでいるので、こういうパーツはキットを煮ているついでに煮汁(?)で歪みを直して手洗いして剥離剤を落としています。
パーツ洗浄が終わったら、いつもは仮組みという流れですが、ジュノーンは2回作っているし、前回作ったばかりなので気をつけるべきポイントはわかっています。仮組みはあまり重要ではないので、塗装に手間がかかるパーツを優先的に表面処理し始めました。緑色が入る部分です。今回使う色は何層か塗らなければいけないし、よく乾燥させることが肝なので、早い段階で処理しておくとそれを乾燥させている間に他のパーツを処理できる。同じタイミングでお皿に盛り付けようとする料理みたいな感覚ですね。
早め早めにと言っても急ぐというのとは違うので、ちゃんと急がば回れと自分に言い聞かせて丁寧に。スネのパーツは結構スジボリが浅いので彫り直しです。手前のパーツが処理前、奥が処理後。手前の処理前のパーツ、膝とスネの部分がかなり浅いのが見えますでしょうか。こういうところをちゃんと彫り直しておくとマスキングがしっかりできます。ゲート跡やパーティングライン、パーツ表面の変なうねりの修正などやることはそれなりに多いですが、ここでしっかりと急がば回れと浅いところを見つけて彫り直してます。基本的に僕は怠け者で短気な性分なので、かなり「急がば回れ!」と自分に言い聞かせてます(笑)。
処理したパーツをフィニッシャーズのマルチプライマーを吹いてから1回目のサフ吹き。サフを吹くとヤスリの粗やかけ忘れなどが見えてくるので何度か修正して塗装準備完了です。チェックすれば処理の漏れを見つけてほぼやり直すことになるので、いちいち気落ちしません。塗装後に見つけることにならなくて良かったとかなりポジティブ(笑)。だからといって3回くらいやり直さないと塗装に入れない僕もいかがなもんかと思うんですが…。
プライマーは吹かなくても大丈夫かと思うんですが、一応念のためです。これらのパーツはかなりマスキングを重ねると思うので。
では、また次回。これからずっと地味な作業です(笑)。