見出し画像

リスティング広告ガイド② キーワードプランナーを使ってリスティングの勝ち筋を見出す

こんにちは、ミヤザキです。
今回は2回目となるリサーチについて解説していきます。

おそらくこの章が1番面白いのではないかと思っていまして、

「キーワードプランナーを使ってリスティングの勝ち筋を見出す」

こちらの文章にビビッと来た方は、ぜひ読み進めてください!

今回の"リサーチ"というのは、自社がクライアントから"予算運用"や"アフィリエイト"の相談を受けた時に、上手くいくかどうかを判断する場面のものだと思ってください。

その場合こちらを言い換えると、"目標CPA以内で獲得が出来るか"を判断することだと思います。(※もちろんLTVなどの面も考慮はするのですが)

今回は目標CPAを元に考えていくので、まずは以下の計算式を事前に把握しておきましょう。

CPA = CPC / CVR

まずはCPCとCVRに注目する!というイメージです。

そしてリサーチに使用するツールはキーワードプランナーのみです。
Google先生が独自で出している無料ツールです。


https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/

では、早速リサーチ方法についてを解説していきます。
大まかな流れはこちらです。

①5つのポイントをクライアントに確認する
②キーワードプランナーでキーワードを検索する
③最低CPCを基準に、目標CPA = CPC / CVR を計算する

① 案件を受ける際の5つの確認ポイント

案件を受ける際、まずは次の5つを確認しましょう。
全ては"目標CPA以内に獲得できるか"を判断するためにです。

1.商材のLP
 
商材のキーワードや訴求ポイントを洗い出します。

2.目標CPA
 クライアントの掲げる目標。現実的に達成可能か、後ほど計算します。

▼すでにインハウスまたは代理店が運営している場合
3.配信金額TOP5のキーワード
インハウスで運用をされていれば、おそらくそのKWが主戦場になるのかと思っています!

4.それらのKWの現状のCPC
現状の数値を聞いて、ここに下げ幅があるのかを確かめます。

5.現状のCPA
 
CPC、CPAを元に運用している広告のCVRを計算できます。

②キーワードプランナーで関連KWを検索する


以上の内容を聞いた上で、キーワードプランナーを開き、
「新しいキーワードを見つける」を選択します。

枠内に
先程聞いた「3.配信金額TOP5のキーワード
または
自分が想定するCVに近いKW
を入れます。

(今回は自社で実施している睡眠薬アフィを参考に紹介します。)

ここからが今日の話で1番重要なのですが、
ここで出てくる「ページ上部に掲載された広告の入札単価(低額帯)」
というものを控えます。

いずれも低額CPCより低い値ですね!

大抵の案件では、こちらの低額帯CPCは運用者の腕次第で出せます!
ココ大事!!

もちろん出せないこともありますし、
当然ながら運用金額が増えてきましたら到底達成できません。

ですが、50案件以上運用してきた私の経験にはなりますが、
使用金額がそこまで大きくない場合、低価格帯のCPCに近しい数字が出ないケースは10件中1件くらいしかありません。

ですので、こちらの低額帯CPCを"目標CPAの計算の参考値"としておきましょう。ちなみに自社でやっている数値はこちらです。(配信金額かなり少ないので参考にしにくいですが、ちゃんと自動入札での運用です。)

③最低CPCを基準に、目標CPA = CPC / CVR を計算する

さて、ここまで来たら実際に目標CPAを達成できるかどうか、計算してみましょう。

1. 現状のCVRを計算で出す。

現状CPA÷現状CPC  で算出できます。
例えば現状のCPA14,000円、現状のCPCが140円だった場合、CVRは1%になります。

2.  自社で出せそうな想定CPAを計算する

低額帯CPC / 現状CVR = 想定CPA となります。
先ほどの睡眠薬関連のCPCは平均70円ほどでしたので、
70 (円) / 0.01(1%) = 7,000円 ですね。

3.目標CPA > 最低CPA だったらOK。
クライアントから提示してもらった目標CPAと合うか、確認しましょう。
今回の例で目標CPAが14,000円だった場合、想定CPAは7,000円ですので余裕ですね!

そういう場合は、基本GOサインです!

おまけ

ちなみに目標CPA以内で獲得が出来ても、配信金額や検索ボリュームがなければなかなか利益は出ません。 でもそのような調査もキーワードプランナーは使えるわけです。

その際見るのがこちらの月間平均検索ボリューム。

検索数が数万とかのKWの集まりでしたら、そこそこ大きな市場だと思われます。今回の睡眠薬もかなりの市場規模ですね。

一方で数百くらいのボリュームであればその市場は小さめと言えます。

最後に

以上、キーワードプランナーを活用したリサーチ方法でした。
もうキーワードプランナーさえあれば大抵の下調べは出来ますw

また今回1番重要だった点は、「低額帯CPCは運用者次第で出せる」 というところです!

もちろん出せないこともあるのですが、まずは皆さん「低額帯CPC」を目指しましょう。

では次回以降から、"いかにして低額帯CPCを出すのか" という点を解説していこうと思います。 重要となるのはKWとTDです!

次回以降もぜひご覧ください! では!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?