見出し画像

学びのシェア 『草野華余子セミナー・レポート』

先日、講師を務める「キャットミュージックカレッジ」に草野華余子女史がオープンキャンパスのゲストで来られるということで、そのセミナーに参加して来た。事前に「伺って良いですか?」とお伺い立てるのが大人な対応なんだろうが、却って面倒だと思われそうだと感じたので、アポ無しでお邪魔を。

こんなことでもないと直接お話を伺える機会って中々ないし、ここ数年、授業で「紅蓮華」を取り上げる度に「もし直接お会いする機会があれば絶対に聞きたい!」と思っていたこともあったので、しれっと「御挨拶させて頂きたいんですけど?」と担当されてる方にお願いしたら、メチャスムーズに控え室でご対面。やはり、ダメ元でも行動してみるもんです。

何気なく聴いてるとサラッと流れて行ってしまいそうですが、「紅蓮華」の構成が「頭B」という非常に珍しいモノだとクリエイティブなことに関わる者なら気付きたいポイント。

デモからこういう構成だったのか?

もしくは

1コーラスのデモが採用された後でこういう構成になったのか?
(…ていうか、そもそもコンペだったのか?)

を、直接質問出来るチャンス!で、実際にお聞きしたものの「映像との絡みで…」という感じで、確信に迫ることは出来ず。別に隠しておられる感じでもなかったので、質問の仕方が良くなかったのか。。。


以下、セミナーのレポートを箇条書きで_φ(・_・)

ご実家にアコギ、ピアノ、オルガン等がある環境だったそうで、5歳で作曲を始めて、ぬいぐるみに楽曲提供をしてたとのこと。

1回聴けばメロディが覚えられる能力があるにも関わらず、実際に歌ってみたら覚えたつもりのメロディと違う!そこで「創造性」というモノに気付かれたそうです。凄いな。。。

大学卒業を控えて就活をするも「やっぱり音楽がやりたい!」と、ライヴ活動等を継続。ライヴ・ハウスでの動員が350人で頭打ちの状態が続いたことを打破する為に(<って、350人動員って結構凄いんですが)「デカいライヴを!」ということで大阪城野外音楽堂を貸し切りで押さえ、地道な告知をするも、当日、ポリープで声が出ない状況に。。。

が!この時のエンジニア氏が「良い曲を書く人がいるから」とプレゼンして下さったのが切っ掛けでLiSAさんへの楽曲提供の切っ掛けになったとのこと。人生、何がどうなるのか分からないもんですね、イヤ、ホンマに!

良い曲が浮かばない時、本当に出来なくて逃げ出したこともあるとのことでしたが、その時に相談した方から「誰もお前に頼んでへん。お前がやりたくて“やろう”と決めたことやろ!」と言われ「自分がやりたいことをやろう!」と決意。

行き詰まった時には「何で音楽をやろうとしたのか?」を思い出すために、聴いててドキドキしたB'zやラルクを聴かれる、とのこと。

ヒットチャート100を毎朝聴いて、良いと思った曲をダウンロードする。最初は爆音で楽しんで聴いて「私も作りたい!」と感じたらアレンジやらミックスを分析する。分からない所はエンジニアに質問する。

“コンペは根性!” “絶対手を抜かない!”

ヒットのコツ:代わりが利く曲は書いてはいけない。が、流行は知っておくべし。

「良い」の基準:「原体験」に敵う曲なのか?本気で感動出来るのか?

セミナー中、3回以上仰ってた印象的な言葉:「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる」→ 自分は変われない、とは思わないこと!自分が望めば変えられる!


「今の自分が一番好き」と思えるのをキープする為に、今も努力を怠らないという姿勢は、本気で見習おうと強く思いました。当たり前のことですが、結果を出されてる方はそれ相当の努力をされているし、何よりもその努力の先の「ゴール」「目標」がハッキリしていることを痛感出来たセミナーでした。行けて良かった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?