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まーきちの人紀行

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料理のメニューや雰囲気などの「もの」の先にあるストーリーや人柄といった「ものがたり」に焦点をあてて、旅のように人を巡る記事。 「すごい」「すごくない」はなく、色んな環境の中、よ…
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#いま私にできること

炭鉱遺産、地域の記憶を糧に「現在の住民と、未来の住民と、それに関わる人々が誇りを持てる地域をつくる。」~清水沢プロジェクト代表・佐藤真奈美さん~

この数年、「まちづくり」という言葉が盛んに叫ばれています。 まちづくりといっても色々なやり方があります。地域に観光客を呼ぶこと、地域に移住者を呼ぶこと、地域に産業を作ること。 そんな中、2006年に財政破綻した夕張市で活動する一般社団法人「清水沢プロジェクト」の代表理事・佐藤真奈美さんのまちづくりは炭鉱遺産や地域の記憶を糧に「現在の住民と、未来の住民と、それに関わる人々が誇りを持てる地域をつくる。」こと。 炭鉱で栄えたまち・夕張は炭鉱の閉山により石炭産業は衰退しました。

夢を絶たれ、長男を失う。プラスとマイナスを行き来してきたココロとカラダのセラピストが教える、陰と陽を調和させる生き方。

「こんなに頑張っているのになぜ自分だけがうまくいかないんだ」 と思ったことはありませんか。 部活の試合やコンクール。学校のテスト。仕事の成績。きっと何かを頑張っていた人であれば一度は思ったことがあるのではないでしょうか。 今回紹介するのはNPO法人「ココロにハルを」代表理事の酒谷晃生さん。 酒谷さんは 「常にマイナスとプラスと隣り合わせに生きてきた」 と振り返ります。 今日は、酒谷さんの「陰と陽を行き来する人生」を通して、人生を頑張る皆さんを励ますメッセージを贈

初田舎暮らし×初北海道暮らし×初1人暮らしでありながらビジョンなし。~北海道の地域おこし協力隊が教える肩の力を抜いた生き方~

「何かを始めるときは目的意識を持ちなさい」 何かやるなら目的がはっきりした方がモチベーションは上がると言われています。 しかし、そんな中 「僕はグループLINEで募集が来たから応募しました。」と語る のは北海道石狩市・厚田区の地域おこし協力隊・飯塚諒くん。僕と同じく今年で24歳になる彼は2019年に埼玉県から厚田に移住しました。 初めての1人暮らし、初めての北海道暮らし、初めての田舎暮らしをして今年で3年目。 そんな彼のInstagramのフォロワーは1000人を超え

音楽×和歌山。何も分からなくても想いを持って踏み出してみる

21歳、大学生のシンガーソングライター。彼のことを取材してほしい。 昨年度和歌山のゲストハウスにオンラインで宿泊したときに出会った方からこんなメッセージをいただき、和歌山で活動する大学生のシンガーソングライター・中野太貴さんを取材することになりました。 「音楽と和歌山をつなげる」ことをテーマに活動している中野さんですが、 「地元和歌山は音楽をする環境が乏しかったんです」 と苦悩を話します。 環境が乏しい中で地元で音楽というやりたいことを実現するためにどのようなプロセ

アウェイ?社会不適合?いや、みんな地球適合者だ。

皆さんが住んでいるところはホームですか?アウェイですか? 僕は兵庫県がホーム、4月からアウェイな北海道に住み始めています。 今日のものがたりは僕の逆、北海道がホーム、兵庫がアウェイの農業女子・藤木悦子さんです。 もうそろそろ北海道の年数と兵庫の年数が逆転する藤木さん。その長い年数アウェイな環境で生きてこられた、そのものがたりに迫ります。 わからない、知らないからこそ勢いで決める ーー北海道ではどんな生活をされていたんですか? 実家の酪農の仕事を手伝っていました。ち

「おうちで日本一周」。その心は崇高な志ではなく「遊び心」。

今日紹介するのは「おうちで日本一周」。 47都道府県のゲストハウスにオンラインで宿泊をして日本一周をめざすゆずさんです。 日本全国のゲストハウスを巡って、ゲストハウスの魅力を伝える素敵な活動を手がけるゆずさん。 ゆずさんは現在43都道府県のゲストハウスにオンライン宿泊(※)していて、インスタグラムのフォロワー数は1,000人を超えたそう。 そのアカウント名は「ゆず@おうちで日本一周」。 僕はインタビューをするまでは、 「ゲストハウスがこれからくる。観光業界に一石