東京ー多古・匝瑳線廃止からまもなく半年
昨年9月に、東総地区の高速バスが少し変更された。
1:バスターミナル東京八重洲の開業
2:京成バス・千葉交通運行の東京ー銚子線に横芝光・旭ルート新設
3:東京駅ー富里・多古・匝瑳線のうち、多古台バスターミナルー匝瑳市役所が廃止。
東京ー銚子線横芝光・旭ルートについては後で書くとして、今回は9月で短縮された東京ー匝瑳線について語ってみようと思う。
東京ー匝瑳線のルーツは1995年3月に東京ー八日市場駅間で始まった。開設の経緯は当時の八日市場市が地元にあるジェイアールバス関東に依頼して開設された。当時は単独運行2往復だけだった。その後1996年3月に千葉交通が参入し、富里も経由するように変更されている。当初は成田インターから出入りし、宮下にはバス停もあった。
一時期のさか望洋荘にまで行ってたが、客が少ない事も多くあまり長続きしなかった。匝瑳市役所から先がフラットなので、車運転できない人は自転車乗れと言わんばかりな雰囲気もあった。
その一方で、富里を通るという事は市街の渋滞が避けられず、多古へ行くまでにとんでもない時間がかかるようになった。最初のうちはそれでもなんとか成立していた訳だけど、2015年に多古台バスターミナルが新設され、JRバスがこの近くに営業所を移転したあたりから少しずつ雲行きが怪しくなってきた。
その後、2019年頃のダイヤ改正でJRバスは全て多古台バスターミナルで折り返すようになり、匝瑳まで行くのは千葉交通運行の僅か数本になったのが決定打となった。この時点で東京ー匝瑳はJRと高速バスでダイヤ上の所要時間に差があまり無かったため、渋滞を避けて皆JRで行くようになっていたと思われる。
そして最初に書いた通り、昨年9月に行われた改正で全車多古台BT折り返しとなり、匝瑳まで行かなくなった。そして匝瑳へは横芝光・旭ルートに代替えされたという事になる。
ここで、廃止直前の頃の東京ー匝瑳線を撮影したものを幾つか。
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