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TTArtisan Tilt 50mm f1.4を購入しました


以前から興味のあったチルトレンズ

 物撮りの時に威力を発揮するチルトレンズですが、逆チルトによるミニチュア風の撮影もできるということで、その界隈では有名なレンズです。
 今ではスマホで加工して簡単にミニチュア風にできるようになりましたし、深度合成で全面にピントがあった写真を作り出すことができるため需要は低く、NikonでもPC-Nikkorの新作は出ないし、Zマウントでも出さないかもしれません。
 基本的にNikonのレンズが欲しい自分としては試してみたいけど、優先順位の低いレンズでした。

中華レンズだったら安いんだね

 数日に1回は価格コムでレンズ情報を見る習慣が付いていて、Zマウント対応のレンズを眺めています。
 基本的にNikonとSIGMAとTamronを選択して見ているんですが、ある日ふとメーカー指定を外して見ました。
 色々なメーカーから出ている中で、外見が割とまともそうなチルトレンズを見つけました。そう、TTArtisann Tilt 50mm f1.4です。
 金属筐体でしっかりしてるように見えるし、何より安い。いや、普段NikonのZマウントばっかり買ってるからなんじゃないのかと言われそうですが、f1.4のレンズが35千円って安いよね??
 ということで、YouTubeで同レンズの動画を検索して熟考しましたが、基本的には悪くなさそうな気がします。

気になる点がある

 ただ、中華レンズのほとんどに言えることですが、電子接点が無いためf値などの撮影データが残りません。
 また、チルトレンズの特性上、撮影はフルマニュアルとなります。
 これまでAFに頼りっぱなしの老眼も始まっているこの目が果たしてどこまで対応できるのかと思うと不安でなりません。

でも購入

 色々と考えた結果、まぁそんなに高く無いから試しに買ってみようと思い購入しました。
 途中で配送ミスなどもあり手元に来るのが若干遅くなりましたが、無事手元に届きました。
 やはり金属筐体はズシっとした重みがあっていいですね。ただ、各ネジについてはちょっと頼りない印象があって、持ち運びの時はケースに入っていたスポンジのクッション材を使って保護しています。

使ってみての感想

 チルトを使わない写りそのものについては、まぁこんなもんだよねって思うレベルです。チルトを使わないで普通に撮るならNikonのレンズ持ってるし、このレンズは使わないでしょう。
 また、思ったほど寄れないので小物撮りするには向きませんでした。なので逆チルトによるミニチュア風の撮影に使っています。
 ただ、田舎なものでビルもないし高いところは山の上になるんで、よくみるような構図はちょっと無理です。まあ、平場でもミニチュア風に撮れるので、そっちの方向で撮ってます。
 やってみると思った以上に楽しくて、何にピントをあわせるのか、どの角度でピント面を作るのか、ピントの幅はどうするのか等々色々試行錯誤しています。
 フルマニュアルの件については、やはりピントをはずすことはありますが意外となんとかなっています。
 普段使い用のZ8につけて使用していますが、マニュアル時にピント位置の拡大表示ができ、シャッター半押しで解除されるため、ピント合わせが簡単にできるというのが大きいです。
 総じて買ってよかったと思いました。


無人駅のホームにて
街並みが近くに見える高台はあんまりない
目一杯チルトしているからどれもケラれてる


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