暗号資産を選ぶときに重要なこと

お金には3種類あります。①中央銀行が発行する通貨②神のお金であるゴールド③人々のお金であるビットコイン。中央銀行は好き勝手にお金を刷れます。もっと正確にいうと、お金を刷らなくても、デジタルの口座の数字を変えるだけでお金が生まれます。今はほとんどの人が政府発行の通貨を信用していますが、信用がなくなれば価値は消えます。そのため、私は資産の一部はゴールドとビットコインで保有すべきと考えています。ここでは暗号資産について少し書いてみます。

暗号資産を選ぶ上で重要と考えているのは次の3点です。
・分散性が十分に確保されている
・中央集権的ではない
・ステーブルコインではない


以下にそれぞれもう少し詳しく説明していきます。

< 分散性が十分に確保されていること >
ユーザ層が少ないと、誰かが50%以上の計算力を確保したときに、取引記録を記載した取引台帳を意図的に変更する力を持ってしまうという技術的な面もありますが、それよりも資産として価値を持つためには多くのユーザがいることが必須条件です。多くのユーザから信頼されていることが、その資産の価値を高めます。

< 中央集権的ではない >
資産を管理したり、多くの初期資産を独占する団体や、創設者が力を持っていたりする暗号資産は持たないことにしています。そのような団体や個人がいるということは①中央銀行が発行する通貨と何ら変わりがないからです。そしてそのような団体や個人は欲に釣られて簡単に他人の利益を犠牲にすることがあるからです。

例えば、リップルという暗号資産の創業者たちとその妻たちは売却益で1000億円以上の稼いでいたそうです。彼らは投資をしていた人たちのことはカモだとしか思って無いだろうと思います。私にとって暗号資産に価値があるのは非中央集権である場合のみです。

< ステーブルコインではない >
なんらかの裏付け資産があり、その価値と連動する暗号資産をステーブルコインといいますが、裏付け資産で価値を担保するなら、暗号資産にすることでリスク要因を増やすより、裏付け資産をそのまま持つ方が安全と思います。

たとえば、テザーは時価総額が5兆円を超える最大のステーブルコインですが、テザーは米ドルが裏付け資産となっており、1USDTは1ドルに相当するとされています。テザー社は現金とその同等物によって裏付けられていると主張していますが、そんなこと本気で信じる人がいるのでしょうか?良貨が悪貨を駆逐するという言葉がありますが、暗号資産の世界には詐欺的な通貨がたくさんあります。この通貨の嘘が公になったときに、仮想通貨のクラッシュが起きないか少し心配です。

< 結論 >
現時点で、上記の条件を満たしている暗号資産はビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュの3つだろうと考えています。私はビットコイン、ビットコインキャッシュの2種類に積み立て投資しています。イーサリアムはおそらく大丈夫と思いますが、ビットコインに対する優位性を自分が理解、実感できないため投資していません。単純に「理解できないものには投資しない」の原則に従っているだけで、理解できたら投資すると思います。


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