「病気じゃない」からといって健康とは言えない
「年齢の割に若いですね」と言われて喜ぶようになったら、歳をとった証拠です。
という文章を読んで、ぐぅの音も出ない萩原(もはや40代オッさんと言えるのも時間の問題)です。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
言われるまでもなく、歳をとるにつれ、明らかに健康に対する意識が高まっています。
それと同時に、どうもこの「健康である」の定義が気になっています。
ビジネススクール留学中に読んで、とても印象的だった記事がありました(たしかHBRのコラムか何か)。
ビジネスパーソンはアスリートに学べ
という趣旨の記事で、
みたいな内容だったように記憶してます(だいぶうろ覚え)。
当然のように、夜遅くまで働き、ぶっつけ本番を続けるようなビジネスパーソンだった私は、たしかになー、と妙に納得した覚えがあります。
(納得はしたものの、実際のところは、MBA卒業後の方がはるかにひどい働きかたになりましたが...)
ビジネスパーソンは、平日毎日が試合である。
こう考えると、いろいろと見直すべき点があるように思えてきます。
そこで私は、アスリートが試合に向けて目指す状態を参考にして、健康度を以下のように定義するといいんじゃないかと思っています。
1. 病気である。
2. 病気ではないが、体調は良くない。
3. 病気でもないし、体調も悪くない。
4. コンディションが良い。
皆さん、なんとなく2段階目を脱して、3段階目に入るだけで満足しちゃいませんか?
逆に、3段階目から2段階目に落ちて、ようやく「あー、そろそろマズいな」と思ってませんか?
そもそも、目指すべき姿が違うんと思うんです。
毎日が試合本番なビジネスパーソンにとって、目指すべきは「コンディションが良い」でないとおかしいはずなんです。
だって、試合に出るんですよ。コンディション整えないとマズいはずなんですよ。
それなのに、ぼんやりと「体調が悪くない=健康」と思ってしまっている。
そうではなく、アスリート並みに、「コンディションが良い、整っている」というところを目指さないといけないんです。
一流のアスリートの日常を想像してみてください。
シーズン中は非常に規律ある生活をしていますよね。オフシーズンですら、暴飲暴食をしているわけではなさそうです。
たまにそういう選手もいますが、いわゆるトップレベルの選手はみなコンディショニングに非常に気を遣ってますよね。
そう考えると、3段階目の「病気でもないし、体調も悪くない」は、あなたにとっても、良い状態ではないんです。
この段階で、今日は本調子じゃないな、抑えめにしよう、という判断をしなければいけないはずなんです。
ビジネスパーソンのあなたも「コンディションが良い、整っている」を目指さないといけないんです。
というわけで、常に「コンディションが良い」状態を目指そうと、私も日々頑張っているわけです。
もちろん、毎日ピークコンディション!というワケにはいきませんが、それでも目指すところが違うと、明らかに意識は変わってきます。
以前なら、カラダが多少痛かったり、調子悪かったりしても、まぁそんなもんだよね、と思っていましたが(いや、むしろ何も感じていなかったかも)、今は違います。
む、なんかおかしいぞ、調子悪いぞ、と敏感に察知できます。
早めに対応して、大事に至らないように気を遣います。
数ヶ月前、独立直後にちょっと頑張りすぎてしまい、眼球の痛みがひどくなったことがありました。
その時も、「あ、これはちょっとヤバい」と、早めに働き方を軌道修正することができました。
若いうちは無理が利いちゃうので 、こんなこと考えなくてもいいんですけどね。
時の流れには逆らえないので、こればっかりは仕方ありません。
というわけで、ミドルな年代の方ほど、病気ではないとか、悪くない、ではなく、良いコンディションを目指すのが大事なのかな、と思っています。
P.S.
当時読んだ記事を探したいのですが、どうしても見つかりません。
もし、これじゃない?と思い当たる方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。
興味をもった方はこちらの記事もどうぞ。
いただいたサポートはありがたく次の記事制作に役立てたり、他のクリエイターさんの記事購入に使わせていただきます。