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RPGツクールとエターナるの自分史

もともとドラクエやサガ、FFなどのRPGが好きで、自由帳に「ぼくのかんがえたさいきょうのゲーム」の設定などを書いたりして過ごしていた小学生時代。
ある日、ゲームショップで1本のスーパーファミコンのソフトと出会ったのです。
それが「RPGツクール SUPER DANTE」。
衝撃を受けました。

取扱説明書の紹介文を引用すると――

「RPGツクール」は、今までみなさんが夢に描いていたオリジナルRPGを作ることができるソフトです。
演出やセリフまわしやストーリーに不満があったり、難しすぎてクリアーできなかったゲームに心当たりがありませんか?
このソフトにはそんな心配はいりません。
なぜならこのソフトでは、あなたの好きなようにゲームを作り上げることができるのですから!

そう、まさに夢のようなソフトでした。
当時は自由度も低く、作れるRPGも大したものではなかったのは確かですが、この「RPGツクール」によって、ゲームを自作することの面白さに目覚め、次作の「RPGツクール2」、そしてPC98版の「RPGツクール Dante98」へと徐々に手を伸ばしていくことになります。

当時(約25年前)は今ほど気軽にパソコンが買えたりという時代でもなかったのですが、どうしてもPC98版も使ってみたいという気持ちが勝り、親に頼み込んで型落ちだったPC9821-Cb2を買ってもらい、初めてのPCで周りに分かる人もおらず、試行錯誤しながらなんとかMS-DOSを動かし、起動用のメモリを確保し、フロッピーディスクドライブから小遣いはたいて購入した「RPGツクール Dante98」を起動!
ついに本当の意味で「自由に」ゲームを作れるようになったのでした。

とは言っても、RPGを構成する要素として「シナリオ」「グラフィック」「BGM」といったものが挙げられますが、RPGツクール単体で自由にできるのはこのうち「シナリオ」の部分だけで、「グラフィック」や「BGM」については基本的にはソフトについている標準のものを使うことしかできません。
それらも自分で作ろうと思えば、別売りのソフトがまた必要になります。
自宅の近所にある本屋ではなかなか売っていなかったので、自分で行ける範囲の比較的大きな書店に行って、これまた小遣いはたいて「キャラクターツクール98」や「音楽ツクール ログイン版ミュージアム」を購入し、全編自作のRPGを作ってやる!と意気込んでいました。
もちろん気力もそこまで続かず、作品が日の目を見ることはなかったのですが……(これを「エターナる」と言います)

さて、PC98版の「RPGツクール Dante98」、その続編「RPGツクール Dante98 II」を経て、戦いの舞台はWindowsに移ります。
「RPGツクール95」の購入はPCのスペック面で断念しましたが、新PC導入後には「RPGツクール2000」、「RPGツクール2003」、「RPGツクールXP」と順調にステップアップしていきました。
この頃(大学生)になると、インターネットも普及し、作品を気軽にネットに公開できるような環境も整ってきました。「2000」や「2003」では、いくつか小ネタ作品(のようなもの)をウェブサイトにアップしたりもしていましたね。
懐かしい思い出です。

もちろん、手を出していたのは「RPG」ツクールだけではありません。
PC98シリーズでは前述のキャラツク、音ツクに加え、
・シューティングツクール98
・マルチゲームScripter
Windowsでは
・恋愛シミュレーションツクール(1、2)
・音楽ツクール95
・3DCGツクール95
・アクションゲームツクール(無印、MV)
・お絵描きツール for Windows MOCHA
コンシューマでは
・シミュレーションRPGツクール(PS)
といったところまで、幅広く、エターナるを連発してきました。

シミュレーションRPGツクールといえば、

この記事でもチラっと触れましたが、主人公につける名前「ミルファ」の原点にもなった作品もありましたね。

さて、時は進み、RPGツクールシリーズも「VX」「VXAce」「MV」、そして最新作の「MZ」とリリースされ、全て入手、そして全て例によってエターナるをかましています。
構想が出来上がっているものはいくつもあるんですが、なかなかそれが実行に移せず、あるいは集中力が続かずでこの惨状です。
風呂敷を広げすぎると畳めなくなるという典型パターンですね。

中でも当初「2000」で制作を始め、「MZ」に至る現在まで試行錯誤が続いている作品については、ストーリーやキャラ設定、システム、シナリオ詳細などのアイデアをまとめたWord文書が、現在85ページ、12万文字以上の大ボリュームとなっており、ぜひともいずれは形にしたいと考えています。

もしかしたら部屋の作りやシチュエーションで何かを感じ取られる方もいるかもしれませんが、たぶんそれは正解です。

「2000」の頃から、ストーリー導入の流れは変わっていません。
キャラクターの名前なども当時のままです。

いつか「完成しました!!」と大々的に発表できるよう、頑張りたいと思います。

それでは最後に、「2000」時代に独自の戦闘システムを実装しようと思い、色々と試していた時期に作った「格ゲー風戦闘システム」をご紹介して終わりたいと思います。

なお今回引用したツイートは、2016年に開催されたオンラインイベント「エターナルご供養会」に向けてエターナる経験を募集されていた際に投稿したものです。

合掌。

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