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スタディカルテにかける想い

はじめまして。
スタディカルテの樋口です。

データを蓄積・再利用することで、良質な教育を最大効率化させる次世代の教育サービスを開発しています。

そのサービス提供を通して実現させたいのは、教育格差を根底から解決すること。新しい教育をデザインすることで、誰もが質の高い教育を受けられるような社会に変えていきたい。そんなことを想いながら、数年前からプロジェクトを進めてきました。

なぜ、自分が教育格差を無くそうとしているのか。

どのように、教育を変えていこうとしているのか。

自分の想いを、知ってもらえるきっかけにして貰えればと思います。

▼ 自己紹介

1987年生まれ、兵庫県出身。
大学卒業後、教育 × テクノロジー の分野に没頭しつつ、医学部予備校を中心に数学の個別指導をしてきました。 授業だけではない、RIZAPのような学習コンサルティングが特徴です。

その指導時間は20000時間を超え、全国模試1位や偏差値80を超えるような受験生を担当したり、1年半で偏差値が40伸びた生徒も輩出したりしてきました。

そんな自分のライフワークは、生徒や保護者から感謝の手紙を貰うこと。手紙を読み直して、自己満足に浸りながら人生を過ごしていたいです。

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でも、今の仕事では、都内で保護者が経営者や医者などの経済的に余裕のある家庭にしか関われません。その一方で、地理的・金銭的な理由で教育を満足に受けられずにいる子ども達がいます。

自分は、そういった逆境にいる子ども達に対して、特別な想いを持ち続けてきました。どうすればそういった子ども達に関われるだろうか? そんなことを考え続けて、今の自分がいます。

▼ 経歴 / してきたこと

簡単にですが、自分のしてきたことを振り返ってみます。

〜2006年
小さな会社を経営していた父親が病気で働けなくなる。物心ついた頃から父親の死と隣り合わせの生活保護家庭で育つ。高校生の頃からアルバイトをして過ごす。あることがきっかけで教育に関わりたいと思うようになり、大学進学するために高校2年の夏から勉強を開始。当時の偏差値は40くらい。勉強の要領も悪いまま浪人することに。

2007年
アルバイトしながら浪人して挑んだ国公立大学の受験は不合格。やむを得ず合格していた関西学院大学理工学部に入学したものの、学費を払いきれずに中退。19歳で奨学金およそ200万円の返済に迫られながら、個別指導塾で講師をしつつ受験勉強を再開。

2008年
自宅から通学の出来る神戸大学に再受験して合格。学費免除を受けることで、ようやく自宅から通学出来る国公立大学に進学が出来る。一方で、似た環境の人たちが殆ど大学進学を諦めていく現状を知る。

2009年
理系受験から文転。数学の教員免許に必要な勉強をしながら、教育格差を専攻することに。

2010年
母子家庭を中心に教育相談のボランティアを30世帯以上関与。教育格差の根深さを痛感し、個人が出来ることに限界を感じる。そんな中、EdTech(教育 × テクノロジー)の分野に関心を持つようになる。

2012年〜
神戸大学発達科学部を卒業後、卒業論文を通して自分のしたいことは公教育で実現することが難しいと判断。神戸市の数学教員の採用を辞退して、個人事業で講師業を開始。医学部や難関大学の受験生を中心に1日平均10時間、週6で授業をするようになる。

2015年〜
独学で映像制作を学び、反転学習と呼ばれる教育手法の仮説検証を目的に授業動画の発信を開始。

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2017年
紆余曲折を経て、スタディカルテのプロジェクトを始動。担当生徒の医学部合格実績70%を達成。プロジェクトを本格的に進めるために大阪から東京に拠点を移す。大阪NPOセンター主催の第10回 ソーシャルビジネスプランコンペで特別賞、いえしまコンシェルジュ賞を受賞。

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2018年
東京都が主催する日本最大級のビジネスプランコンテスト TOKYO STARTUP GATEWAY で1200人以上のエントリーの中、10組のファイナリストに選出。300人以上の前でプレゼンをおこなう。

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2019年
株式会社スタディカルテを設立。
自学自習を最大効率化させるオンライン学習サービス “スタディカルテLab” をローンチ。自力では気付きにくい学習課題の分析や、きめ細かな学習プランニングによって、数ヶ月で偏差値15UP、マーク模試で30点UPなどを実現。(https://studykartelab.com

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シード期に特化したアクセラレーションプログラムASACで180社のエントリー中10社に採択。独自のアルゴリズムに基づいた学習データの蓄積と再利用による新しい教育手法をデザインし、地方と連携した実証実験を進めながらシステム開発中。

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感覚的にはあっという間だったんですが、自己資金で教育現場で考えてきたことの仮説検証を長い間繰り返してきました。

だからこそ、実感を伴って言える事だと思うんですが、教育格差を無くせるような仕組みを作るって、めちゃくちゃ難しいんですよね。

教育を仕事にすることは、社会的意義を見出しやすい。特別な設備も必要ない。エリートも多く集まりやすい。公教育、塾や予備校、NPO から多くの優秀な人達が「教育をより良くしたい」と思って、色々な方法で模索をしてきたはず。

それにも関わらず、教育格差は本質的に解決出来ずにいます。自分がやろうとしている事は、自分よりも優秀な人達がこれまで一生懸命考えても上手くいかなかった社会課題だったりします。

なら、やり方を変えるしかないんじゃないか?
同じような方法と環境で努力しても、同じような結果になるんじゃないか?
戦略的に、ユニークな試行錯誤をするには、どんな環境が最適なんだろうか?

大学4年生の当時、そんな自問自答をしながら、個別指導にテクノロジーを組み合わせる手法に可能性を見出し、個人事業を選びました。

そして、考えつく限りの考察、試行錯誤、方向転換をしてきました。 優秀なメンバーに支えられて、ここまで形にしてこれました。

それでも。上手くいくかは分かりません。
でも、自分を振り返って思ったのは、どれだけ思い通りにいかなかったり、しんどい思いをしても、きっと懲りずに挑戦してそうって思うんですよね。

100年以上変わってこなかった教育の在り方を、根底から変えられるかもしれない。スタディカルテにはその可能性があると真剣に考えてます。
その一石を投じるのに、自分の人生を賭ける価値はある。

社会起業家として、まだまだ至らないことも沢山あるんですが、色々な人から学び、今の自分に出来ることをしていけたら、と思います。

以上、自己紹介、経歴、してきたこと、スタディカルテを考えるに至るまでの想いなどをつらつらと書いてみました。

▼ これから発信していくこと

長くなってしまいましたが、このnoteでは

・どうして、教育を変えていこうとしているのか。
・どのように、教育を変えていこうとしているのか。
・スタディカルテというサービスが他のサービスと何が異なるのか。
・EdTech(教育 × テクノロジー)での教育現場で見えてきたこと。
・スタートアップをする上でのリアルな話。

などを発信していければ、と思います。

スタディカルテに興味を持たれた方、何かご意見やお問合せなどは以下の連絡先に宜しくお願い致します。

Twitter:masas0731
mail:higuchi@studykarte.com

#スタートアップ #教育 #EdTech #大学受験 #教育格差


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