残されたソ連の潜水艦
Day6朝起きたら船は寄港していた。どこかに泊まってる状態でいる船の中で起きるのは、サンクトペテルブルク以来だった。 夜の間にオネガ湖を抜けボルガ・バルト水路に入りヴィテグラに寄港していたようだ。なんて事はない田舎の小さな町で、中州とその周辺で構成されている。閑静な住宅街のように人がいない上、手入れのされていない建物がもの寂しさを感じさせていた。
朝ごはんを食べたら、ツアーが始まる時間になった。雨がぱらぱらと降っている中、外に出た。半分飼われているような野良犬が迎えに来た。