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【60歳からの就活】2️⃣


【60歳からの就活】2️⃣

国家公務員の定年を65歳へ引き上げる改正国家公務員法が参院本会議で可決、成立されました。現在の60歳を2023年度から31年度まで2年ごとに1歳ずつ上げる。若年人口が減る状況で知識や経験を持つ職員により長く現役で働いてもらうという考えのようです。

定年延長はされるが、新しい法案では管理職からは外れるしくみや、またフルタイムのみならず、短時間勤務もえらべる仕組みも取り入れられる予定のようです。

雇用延長と言われる中で、同じ職場でそのまま延長というのは、普通にありかなと思いますが、私のように60歳の女性が新しい場所に若い方と同じように就活して採用というのは簡単ではないのかもしれないと不採用を続けて考えました。
年齢とは関係なく、私自身を見られて会社が求めている人材ではなかったとも考えられます。


専門的な知識を持ち長年勤めている、いわゆる手に職があると言われる人は採用されやすいのかもしれませんが、私の場合介護や支援の専門的な経験はあまりなく就活して採用されるというのは難しいと感じました。ましてや夜勤勤務は経験がないと夜勤勤務にはすぐにはつけないこともわかりました。

職種や会社の方針やその時に欲しい人材の状況もあるので、年齢だけの原因とは一概には言えませんが、私の場合は障がい者施設の支援3年とヘルパー2級等の情報を出し元気と笑顔でPRしました。何十年ぶりの面接はかなり緊張しました。

何度もトライする姿を家族のものが見て、年齢のことを言い60歳は退職される方が多い中で、採用は難しいのではと言われ続けました。必ず採用してくださるところがあると絶対に諦めないと心の中で思いました。お世話いただいた方のお力添えもあり採用いただけました。家族に採用の報告をしたら一緒に喜んでくれました。

私は生涯現役で仕事をしながらこの世を後にするという思いがあります。
この思いに至ったのは嫁ぎ先の母や実家の父母の歳を重ねる姿を見て、誰もが確実に歳を重ねていくと言うことを考える時期があったからです。

最初は生涯現役と考えると、起業も考えました。勤め人思考が抜けきれない自分を知り、可能な限り勤めようと考えを新たに決めました。
今現在60歳ですが、きっと同年代の方はまだ若いという同じ感覚なのかもしれません。不思議なくらい気持ちは若く私の場合は25歳くらいの心年齢であると勝手に思っています。思うのは自由ですね。(笑)

事務職が長かったのですが、事務職以外の仕事がしたいという思いと、自分自身が機械的に仕事していると感じるようになり、毎日作業に追われる感覚になりました。この機械的作業感覚を続けると頭の中が固まって柔軟性をなくしてしまいそうになると勝手に思い、またこの状況が当たり前になり思考のマンネリ化を避けたいと考えました。

大人になっても成長?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、頭の動きは歳を重ねると落ちてくる部位もありますが、使うことで歳とは関係なく成長できる部位もあるそうです。更に成長したいという思いを持ち34年間勤めたところを辞め新しい環境へ身を置くことにしました。

34年間の事務職を終えた時にご縁あり、事務1年間と障がい者施設の支援に3年携わることになりました。今までに経験した事がない職種につき、よい学びと気づきの時間となりました。

今までは団体職員という立場の仕事から、株式会社という組織へ移行し、団体職員の時とは違う環境で4年間勤めて11月20日で退職いたしました。

ここでの4年間は自分自身に新たなる学びのある期間で、自分自身を更に見つめる時間にもなりました。未熟な部分を改めて感じる時間にもなりました。貴重な4年間でした。

1人では成長できず、しかし自分自身が「成長したい」という思いがないと成長できないと思います。スポーツなどと同じように周りの人々との関わりの中でたくさんの気づきや刺激があり、強くなりたい勝ちたいという思いで、チーム内で切磋琢磨して勝利を獲得するのと同じで、個人の成長も同じで更によい刺激を求めて成長したい思いから就活しました。


最後までお読みいただきありがとうございました。続きは次回。

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