社会人を目の前にして思うこと

 報告が遅れましたが、立命館大学国際関係学部を3月いっぱいで卒業しました。
大学生活では、いろんな人にお世話になり、多くのことを学ぶことができました。
今まで関わってくれた人、全ての経験がいまの僕を形成してくれていると思います。
特に、大学に進学するにあたっての経済的な支援や、留学を温かく見守ってくれた家族にも深く感謝をしています。

 明日は入社式ということで、これから社会人になることへの覚悟も込めていまの気持ちを少し言葉にしたいと思います。
大学生活では、インターン、留学、ゼミを通しての勉強を頑張ってきました。私なりに頑張って学ぶことも多かったですが、少し後悔していることもあります。
それは常に行動することの意味を考えてしまい、目の前のことに没入できないことです。
 意味を考えて行動することは、自分を俯瞰し分析する上では役にたつかもしれません。しかし、私の場合はそれをできないことの言い訳に使ってしまうこともあったのではないかと思います。また行動の意味を考えることで、少し斜に構えてしまうこともあり、没頭しにくかったということもあると思います。
社会人になることを目の前にして、いま純粋に思うのは、社会の役に立ちたいということ。目の前の人の幸せや人類の長期的な幸福を真剣に考えていきたいということです。きっと僕に足りないのは、「いま」と「未来」のバランスをとることではないかと思います。「いま」だけに焦点を当てても、自分と人々の豊かな未来を描くことはできない。しかし、「未来」のためだけに生きていても、自分が人として成長できるような豊かな「いま」はない。このバランスを社会人になってからはしっかりと取っていきたいと思います。
 具体的には、会社に没入してひとつずつ、目の前のことに実直に取り組んでいきたいと思います。多少の競争心から、同期の中で一番になりたいという気持ちもあります。しかし、大切なのは人との比較ではなく、結果に至るまでのプロセスの中で、自分のやるべきことをどれだけしっかりやれたのか、目の前のことから逃げず、やりきることができたのかだと思うので、焦りすぎずに楽しく働いて行こうと思います。
一方、「未来」については向学心を忘れることなく、自らの専門性をひたすら高めていきたいと思います。いまの所、データサイエンティストに興味があるので、コーディングと統計学の勉強を進めながら、長期的な社会の方向性として、自身の思想も深めていきたいと考えています。
 まだまだ未熟な部分も多く、大した実力も持ち合わせていない僕ですが、人々を愛し、人に愛されるような立派な人間になれるよう、これからも精進していきます。
どうぞ、これからもよろしくお願いいたします。

2018年4月1日
菊地雅信

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?