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上場延期から50億円調達。チャットコマース圧倒的No.1へ!

ジールスは総額50億円の資金調達を実施しました。
出資してくださった政府系ファンドJIC VGI、Z Venture Capital、郵政キャピタル、Salesforce Venturesの皆様と融資いただいたみずほ銀行、三菱UFJ銀行の関係者様に心から感謝しています。志を実現し大きく恩返しします。


上場延期

正直、年末の上場延期からこの数カ月間はジールスを起業して以来最も苦しい期間でした。
上場延期は経験したことがないほど大きな決断でしたし、上場による資金調達を前提に大胆に投資をしていたので、もし資金調達ができなければ残り数ヶ月で資金ショートする可能性がありました。
延期後、資金調達に奔走したのですが資金調達環境は日を追うごとに悪化していきました。米国の金融政策の変更、IPOマーケットのクラッシュ、そしてウクライナ侵攻勃発、、、

特に侵攻が始まったあとの3月頭は調達環境がどん底で、投資家の方々に限らず友人や先輩方、お世話になっている方々に資金調達の相談をして回る本当に厳しい状態でした。「半年前はいくらでも上が見えたのに、、一瞬で世の中は変わってしまうんだ」という厳しい現実を叩きつけられました。
(この時相談に乗ってくれたり助けてくれた方々、本当にありがとうございました、、!!!)


仲間

でもそんな中で本当に心強かったのが上場延期に折れることなく一致団結して事業をこれまで以上に爆進させてくれていた仲間たちでした。
モメンタムがある時は自然とみんなで頑張れるかもしれませんが、僕たちは明らかに壁に突撃し勢いが失われている期間でした。そんな厳しい時だからこそ力を合わせてこれまで以上に大きな結果を叩き出す姿にジールスの本当の強さを感じました。勢いだけじゃない、ジールスには志と仲間が根付いている、これが本質的な強さだと。

みんながジールスのビジョン、そしてチャットコマースという事業の可能性を証明すべく全力で挑戦している。それが心の支えになり僕自身何度断られても折れることなくアタックし続けることができました。

あと、どん底の時にサイバーエージェントの藤田さんにも相談にいかせてもらい「自信持って。信念を曲げてまでマーケットに迎合する必要はないよ」と言ってもらえて奮い立ちました。


総額50億円調達

潮目が変わったのは既存株主であるZ Venture Capitalさんと今回リード投資家となってくれたJIC VGIさんが投資を決めてくれたところからでした。
急成長するチャットコマース市場と、市場の勢いとともに力強く成長するジールスの実績と強みを高くご評価頂き、チャットコマース圧倒的No.1の未来に大きな期待を寄せてくださりました。

最終的には目標にしていた金額を上回るオファーまで頂き、無事総額50億円の資金調達を完了することができました。向き合ってくださった投資家の皆様、そして実際に投資をしてくださった株主の皆様、本当に感謝しています。

この調達が実現できたのは、ジールスへの上場延期のご心配や不安感に対して「(足元の)数字をみてください、ガンガン伸びてますよ、事業は間違いないんです」と言い切らせてくれた仲間のお陰です。


チャットコマース圧倒的No.1へ

コロナ以降、チャットコマース市場は世界中で急速に成長しています。
Juniper Researchによると、世界のチャットコマース市場は2025年までに2,900億米ドル(約35兆円)規模にまで著しく成長し、アジア地域がその90%を占めると予想されています。
※チャットコマースは海外ではConversational Commerceと呼ばれることが多いです

この1年でGupshupなどのユニコーン企業が生まれ始めており、直近では元ウォルマートのコマース責任者であるマーク・ロア氏がチャットコマースのスタートアップを創業し$50Mの資金調達を実施するなど、市場がどんどん盛り上がってきています。
(余談ですが、このマークさんが "We really share the vision that conversational commerce is the future of retail" とインタビューに答えているのを見て「そうなんだよ!!!」と胸が熱くなりました笑)

そんなチャットコマース市場の急成長とともに、コロナ以降ジールスも大きく成長することができました。
チームはコロナ前から3倍の約300名体制へ。約100名のエンジニアチームの8割が外国人エンジニアで、世界20カ国を超える国々の仲間と共にプロダクトを磨いています。
売上もコロナ前の約4倍へ成長し、ドコモさんやアサヒビールさんといった大手企業のお客様にもチャットコマースを使って頂けるようになりました。

ここからさらに大胆に挑戦することで、急成長市場の圧倒的No.1へと成長しお客様により大きな価値を届け、業界の発展とお客様の事業に貢献していきます。そのためにこの度の調達資金をもとに積極的に投資を行い事業を成長させていきます。


大胆な事業投資と海外展開

チーム体制強化に加えて、特にプロダクト開発、AI(NLG)開発、海外展開の3つのテーマに大胆に投資していき、ジールスはFY2030にMAU1億人にチャットコマースを届けます。

これは国内ECトップの楽天を超える規模です。そして日本のみならずグローバルにチャットコマースを拡大しなければ実現できません。
Eコマース(EC)をチャットコマース(CC)が超える未来、そして日本だけではなく世界にチャットコマースを届ける未来に向かって腹を括って挑戦していきます。


海外展開についてはアジアとUSを計画しており、既にお客様への営業活動や現地パートナーとの連携を始めています。2019年に台湾、タイ、フィリピンへ事業を展開しはじめた時にパンデミックがおこり一度撤退した悔しさをバネに進化したチームジールスでリトライしていきます。

「ECからCCへ、日本から世界へ」
ECに接客体験をミックスしたチャットコマース(CC)で、日本のおもてなしを世界中に届ける”おもてなし革命”に挑戦していきます。


日本”から世界”をぶち上げる。

先日クラスターの加藤さんとメタバースの未来を語り合いました。
僕はチャットコマースは将来メタバースにまで広がると考えています。日本の接客・おもてなしのエッセンスを吹き込んだチャットボットはテキストだけでなく音声やビジュアルをともなって、将来的にはメタバース上で最高のおもてなし体験を世界中の人々に届けていきます。

日本の接客・おもてなしの体験は間違いなく世界に誇る素晴らしい文化であり強みです。その体験のエッセンスを吹き込みチャットコマースとしてデジタル化することができれば、日本のみならず世界中に必要とされるサービスになると確信しています。
日本から世界中の人々を幸せにするサービスを生み出し、たくさんの人々に勇気とワクワクを届け「日本”から世界”をぶち上げる」ために、ジールスはこれからも挑戦していきます。

上場延期の逆境を乗り越えて、大胆に挑戦し世界を目指すジールスで一緒にチャレンジしませんか。
共に「おもてなし革命」に挑戦し、日本から世界をぶち上げましょう!!


Declaration of commitment through English

We will "ZEAL THE WORLD" through Omotenashi Revolution!! In Japan, we call great hospitality experience an "Omotenashi".
Our challenge is to transform this into online and evolve any e-commerce experience into personalized, worry-free, and pleasant experience.
Conversational Commerce can make that happen. In oder to realize our vision, we will become No.1 in Conversational Commerce market.
Firstly, we will commit to 100M MAU and 1M MCV until FY2030 as NSM(North Star Metric).

Finally, thank you for reading my message!!
More detail can be found on Tech Crunch article.
URL:https://techcrunch.com/2022/05/11/japans-zeals-raises-38-8m-to-scale-its-chat-commerce-platform/


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