No.516 環境を変える2つの意味
▪️環境を変える、には2つの意味があります。
一つは、今いる環境を自らの意志でどうにか変化させようとする、環境に対する働きかけ。
もう一つは、今いる環境から自分が移動して、所属する環境を変えること。
▪️例えば極端な例をいうと、前者は、日本に住みながら、日本の政治に文句を言うようなもの。
しかし、そういう構造になっているので、日本という環境を個人の手で変えるのは、難しそうです。
野心に燃える政治家が変えようとしても、多くの物事は変わらないのに、一般庶民が何か言ったところで、変えるのは相当むずかしいでしょう。
▪️一方で、後者は、日本から出てしまい、自ら身を置く環境を変えてみたとします。
すると、こっちの方が実現可能性は高いでしょう。
どちらも、「環境を変える」ですが、自分から場所を移った方が、身の回りの環境をガラッと変えることができます。
▪️上記は極端な例ですが、例えば、これはいろんな組織に属しているときにも、当てはまりそうな気がします。
組織を変えようと、組織に対して理想を言い続けるのか、理想の組織を探して自分がそちらに移動するのか。
然るべき地位や権力があれば、前者も可能でしょうか、そうでなければ後者の方が実現可能性は高そうな気がします。
▪️しかし、今いる環境をどうにかして変えようとしたくなるのは、自分が動くと色々とリスクが伴うからかなと思います。
また人間には現状維持バイアスが働くので、本能的に変化を嫌うのかもしれません。
一歩引いて視点を変えて、自分がいる環境から移ったらと妄想してみると、意外なところに展開が広がる可能性もゼロではなさそうです。
今日のまとめ)
相手を動かすのか、自ら動くのか、自分が影響を及ぼせる範囲を自覚すると、何ができるかが見えてくる。
本日も素晴らしい1日になりますように!
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