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No.525 一定数体験を積んだあとに本を読む

▪️下記の本を読みました。

「アナロジー思考 細谷功著 東洋経済新報社」

以前に勉強会(年間プログラム)で紹介してもらったのですが、すごく良い本でした。

赤線引きすぎて、もはや全部に赤線引きたいぐらいです。

▪️抽象化についての説明、具象と抽象の対比、抽象化する方法や応用の仕方を、具体例や図を使って明確に書かれています。

一例として、表面ではなく構造を捉える考え方として、歴史の例えは面白かったです。

たとえば、学校教育では年表を覚えて、「〇〇年に■■が起こった。」とピンポイントばかりを覚えさせられますが、これは具象です。

一方で、歴史はなぜそのような出来事が起こったか、長い時間軸で俯瞰して、他に応用できる構造を捉えて抽出するのが、抽象となります。

他にも分かりやすい例がふんだんに使われていて、全部は書ききれません。

▪️多分、以前の私なら右から左に流れているか、読みながら寝落ちしていたか、途中で挫折していたと思います。

しかし、今は月に2回の勉強会で質の高い抽象化思考に触れていて、日記を書く時にも、他に応用できる学びを書こうと、抽象化を常に意識しています。

自分ごととして読むことができ、教科書として何度も見返すべき本だと感じました。

▪️アイディアを得るには、抽象化能力は必須です。

これまでにない発想を得ようとすると、遠くのものを掛け合わせる必要があります。

そこで、構造を骨抜きにして、別のものに応用するときに、抽象化は必須となります。

本の最後で、抽象化能力を鍛えるためには、遊びが重要と書いてありました。

仕事と、仕事に関係のない遊びは対極に位置し、遠くのものの極端な例と言えるでしょう。

掛け合わせは、遠ければ遠い方がよくて、仕事を遊びに応用したり、逆に遊びを仕事に応用したりする、両輪で進むと良いでしょう。

飛躍を狙うのならば、あえて普段と違うことをやって、抽象化してそこからの学びを掛け合わせていく。

そのために必要なのが抽象化能力なのだなと思いました。

今日のまとめ)
学び方には色々あるが、まずは体験して経験値化したあとに書籍学ぶと、思考の整理に繋がるし、興味をもって読み進めることができる。

本日も素晴らしい1日になりますように!

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