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No.363 ツボを押さえる

▪️課題や問題に対処するとき、それが形を変えて再発しないか考えることは重要だと思います。

例えば会社で、部署としては、色んな作業を担当員にやってほしい、できる様になってほしいとします。

そこで、仮に担当者Aと担当者Bがいるとします。

実際に一緒に仕事をしている人からすると、担当者Aも担当者Bもいくつかの作業を受け持っています。

しかし、作業を共にしない2階級上の上司は、担当者Aは様々な業務に対応しているが、担当者Bは同じことをずっとやっている、と判断することがあります。

そこで直属の上司は、では担当者Bには今と違う業務をさせよう、と判断する。

すると、しばらくして、また同じことを二階級上の上司から注意されることになります。

この対策は対症療法で、根本的な問題の本質をついていないことになります。

例えば、動作が悪いからくり人形に対して、機構を変えずに人形だけを変える様なもの。

動作は変わらず、問題は再発します。

▪️この問題の本質は、担当者Bが多様な作業をしていないではなく、二階級上の上司の認識がそのようになっていること。

なので、課題としては、「いかに二階級上の上司の認識を変えるか。」になるでしょう。

方法としては、日々何をやったか担当者Aが簡単に報告すること、もしくはスキルを見える化すること、などが考えられます。

▪️その場しのぎの対策ばかりとっていると、その姿勢が他にも波及します。

構造を見抜くトレーニングを日々行っていると、波及効果の高いツボを抑えられるようになるでしょう。

まだまだですが、日々こうして書いていると、一度抽象度を上げる意識をしているおかげで、物事の見方が少しずつ変わってきているように感じています。

今日のまとめ)
目に見えないものを見抜く力は、適切な日々のトレーニングにより身につけることができる。

今日も素晴らしい1日になりますように!


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