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No.552 一度通ると先が読める

▪️富士山登山の話の続きです。

1日目が雨で大変だったと書きました。

そんななかで安心して進めたのは、やはりガイドの千代さんの指示が的確だったからです。

▪️出発前に五合目で集合した時点からすでに大雨。

このまま出発していいのかと不安なところを、「まあ、このぐらいの雨は普通です。」と平常心。

そういえば、学生でサッカーやっていた頃はいつも雨の中どろんこサッカーをやっていたのを思い出して、あるよなと思いました。

▪️進み始めてもまったく止まない雨で、弱くなるどころか強くなる一方。

「3時ぐらいはこの調子でもっと強くなります。」と、またここで一言。

えーっ、マジか!と思いつつ、先がわかると心構えはできます。

▪️山小屋に泊まったときには雨具はずぶ濡れでした。

普通はその雨具、次の日どうするのか悩むところです。

だって水は浸透しているし、仮に着替えたら着替えた服が濡れた雨具でまた濡れるから、雨止んだら着ない方がいいのではないか、とか思いそうです。

ここでも迷わず、「雨具は着て出発します。また雨が降った時に外で着るのは大変だし、風邪避けになるし、着ておけば乾きます。」と。

なるほどそうか、と思いました。

▪️他にも、高山病にかかったときの対処法や、体調不良になった時の最後に引き返す場所やタイミングの判断など、やはりプロだなと思いました。

私はどういう視点で見ていたかというと、もし自分が引率するならここまで判断に迷う場面で自信を持って指示が出せるかどうか。

3回富士山に登ってだいぶ経験値はあがりましたが、その程度では到底無理です。

特に最初の富士山はガイド有りで登るのが一番安心だと感じました。

▪️仕事や習い事もそうですが、自分が一度でも経験していると、その分野での習得のレベル感がわかります。

初級から中級の壁の高さはどの分野も共通するものがあるようです。

富士山に3回登りましたが、決して過信してはいけないと思いました。

今日のまとめ)
何事にも、先達はあらまほしき事なり。

本日も素晴らしい1日になりますように!

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