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文学部学士論文の作成にあたって注意したこと! 慶應義塾大学通信教育学部

* 以下は、私の数多くの失敗の経験から学んだことです。2018年2月作成

慶應通信では、英語のハードルを越えれば道のりの半分到達、英語の単位取得は結構難しいです。慶応義塾大学以外の大学の卒業生は、教養課程の単位取得は免除されますが、英語は必修です。

* 戦略・戦術の具体例  まず初めに決めること! 

論文の左右の余白、一行の字数(36-40)、一頁の行数(25-26)、文字のポイント(10P-12P)。論文は、読み易いことが求められるのでお勧めは、一行40字、一頁25行、12ポイント!     脚注の行間、ポイントにも気配りが必要!

* 論文には、主語が必須!

英語 S V C  →  日本語 S C V

英語 S V O  →    日本語 S O V

英語 S V O C  →   日本語   O C S V


* 脚注は同頁に 又は 最後に纏める?   脚注も、行間、文字ポイントを先ず決めておくことが大事!

* 論文構成は?
 まず、論文構成に注力しよう!
(例) はじめに、第一章、第二章、第三章、おわりに
 「はじめに」は書き上げてから要約をちりばめて完成するが、「おわりに」と結論へ向け、論を展開する方向を示し、何が主題かを明確にしておくことが大事!!
 論文作成上の指導教官独特の癖?があるので、手本・見本を入手しておこう。

* 文献目録の作成法を指導教官に聞いておこう!
  後から更正するのは、意外と大変
  (例) ジェフロア『幽閉者』、野沢協、加藤節子訳、現代思潮社、1973年。
  高草木光一「政治革命と総合的アソシアシオン」、『アソシアシオンの想像力』所収 p.81-117、平凡社、1989年。

* 研究分野によって異なる細かな決まりごとに注意しよう!
  『社会批評』(La Critique Sociale、1885)  又は
  『社会批評(La Critique Sociale、1885)』

* 人名、原語、生年月日は、新たにPCに入力する都度、再確認しておこう
  例 ブランキ(Louis-Auguste Blanqui、1805-1881)
   後回しにすると意外と手間と暇を要しけっこう大変!

* 論文作成は長丁場、書き出しと完成間近での文脈、漢字、送り仮名などの不統一に注意 ==>> 最後に、PCの検索・変換機能を活用しよう!

* 英語の論文は、同一単語の繰り返しを好まない ==>> 日本語で記述する卒論でも国語辞典、類語辞典を活用しよう!

* (例) と”言っている”、”述べている”、”主張している”、”説いている”、”言明している”、”明言している”、”評している”、”指摘している”など使い分けよう!

* 脚注の出来が、論文の良し悪しを左右する、本当に?
「本文中の記述に対する解釈・典拠・引用文献・参考文献などを明示するとき。」
「本文中の用語に対して詳細な解説が必要なとき。」
「記述内容に対して別途詳細な補述が必要なとき。」
「本文中に記述すると、本文の文脈を分断することになり逆に可読性を著しく損なう場合がある。この様な場合に可読性を確保したまま注記を加える方法の一つが脚注。」(Wiki)

* 「引用」は原文のママが原則、場合によっては「文脈に合わせて○○○と変更した」と脚注を入れて切り抜けよう!! 一方、論文参考図書によると原文のママ以外は認めないとある。

* 原文を翻訳できれば、「この部分は原書を翻訳した。」と脚注を入れよう。
 傍点は、脚注で初めに対処し、「以下同じ」で。
 括弧は、全角、半角?
 漢字 OR ひらがな?
 句点、読点のくせ。長文は、主語・動詞が不明瞭になりがち、注意しよう!

さあ、みなさんもうひといきです。



  

  



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