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後悔しない生き方ってむずかしいですね。

今日は事務所でパチパチとパソコンに向かいお仕事をしていました。お客様に提案する資料。社長に頼まれてる店頭看板のデザインの作成。

そんな所に訃報が飛び込んできました。亡くなったのは僕が以前勤めていた会社をずっと2人でやっていた時の社長でした。詳しくは聞けていませんが今朝突然の発作を起こし、そのまま亡くなってしまったそうです。歳は僕の二つ上。44歳になったばかりでした。

その会社は広告代理店でそういえば今日看板のデザインに使っていたIllustratorの使い方はその社長に教わったものでした。

僕は大学を卒業するとJR東日本の指定広告代理店に就職しました。その社長はその会社の先輩でした。所属するチームは違ったもののその先輩に惹かれた僕はチームを飛び越えてその先輩に歩み寄っていったのでした。

一年弱ほど勤めた時にその先輩は兼ねてから計画のあった独立を実行に移し、勤め先に嫌気が差し退社していた僕を誘ってくれたのでした。参加した当初はほぼ無給で若さによる勢いだけで仕事を続けていました。お客様にも恵まれて緩やかなれど業績を上げ、徐々に人並みの給料をもらう事が出来るようになっていったのですが、親しくなり過ぎた事により、僕の上への配慮が至らなくなり、徐々にその先輩との関係が悪化していきました。

6年ほど勤めましたが、最終的に所沢で始めたその会社を僕に押しつけるようにして実家のある八王子に引越し、急に押し付けられた僕は一人で思うように立ち回れず退社の道を選んだのでした。そして最初に不動産のお仕事に携わったのはその後の事です。

ずっと心にはその先輩に対するわだかまりみたいなものがありました。先輩はその当時のお仕事でお世話になった人達との付き合いも疎かにするようになり、元々のキリスト教への信仰に傾倒していくようになりました。

僕は一度お世話になった人に対して恩を欠くのが嫌いです。その先輩の行動が理解できなかった。

それでも一時は兄弟のように親しくさせてもらった先輩で、僕に対して色々と心を尽くしてくれた方です。心底嫌いになることはありませんでした。ですが改まって会うこともなく。その後はずっと年賀状のやり取りだけが続きました。

SNS上ではその会社の動向を知る事ができ、最近は経営も順調にいっているようでした。昨年の事、その先輩が主催しているイベントの招待がFacebookから届きました。繋がりの多い人でしたのでみんなに無作為で送られたものでしょうが、招待を受けた僕は参加しようか直前まで決めかねていました。結局今のように忙しい日々となり、当日も仕事で行けませんでした。今思えばあの時行っていれば、きっとその先輩と一言でも会話を交わす事ができたのでしょう。後悔先に立たずとはまさにこの事です。

なるべく後悔しないように人生を選んで生きてきたつもりですがなかなか難しいですね。

クリスチャンの先輩ですのでお通夜などはないでしょうし、葬儀に参列できるかどうかもわかりませんが、今は静かにご冥福を祈り、明日からの日々を後悔しないように一生懸命生きたいと思います。

今日も最後まで読んでくださってありがとうございます^_^

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