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自分の小ささを再認識する一本の電話

今日は僕の担当物件のお引き渡しがありました。正直今思うとあまり手を出してはいけない物件だってのかもしれません。まぁ、手間のかかる物件でした。本来はさっさと売却して会社に利益をあげなきゃいけないのですが。苦労したゆえに愛着も湧いており(湧いちゃいけない気もしますが・・)お引き渡し前の掃除の時なんて一人しみじみと別れを惜しむ(いや、惜しんじゃダメだぞ)ちょっとここまでの感覚は初めてだったかもしれません。とまぁ無事にお引き渡しを終えたわけです。

そして少し離れたところの銀行だったので会社に帰って書類をまとめていると、そこに電話がなりまして「東宝ハウス練馬の〇〇と申します」と買主様を紹介してくださった仲介業者さん(僕の大好きな不動産会社)

でもいつもの御担当者と違う方。「今日は無事に決済を迎えられたようで色々お気遣い頂きまことにありがとうございます・・」なんて丁寧にお礼を言われたもののね。僕にしてみりゃちゃんとお引き渡しまでお話きっちりまとめてくれてお礼言われるような事じゃない。

旧耐震・・昭和56年5月までに古い耐震基準で建てられた建物。

50㎡未満の専有面積・・狭いだけで相手にしてくれない銀行多数。

自主管理、長期修繕計画無し・・この先どうやって建物を管理していくか定かじゃない。

など住宅ローンが不利になる材料オンパレード。絶対に普通の物件だったらローンが通っているお客様にまで苦い経験をさせてしまった(^_^;)

とまぁ、非常に都内の好立地でお得感のある物件だったのですが誰でも売れるものではなかったのです。そりゃ

お話まとめてくれてありがとうございます。

って気分なわけで、恐縮しきり。買主様を紹介してくれれば当然仲介手数料を支払うわけで立場的には僕はお客とも言えるのですが、実際お客様にどの物件を紹介して提案するかはお客様の前にいる営業さん次第。僕が売主という立場で仲介業者さんと接して契約になった時でも

俺が決めてやったんだよ。良かったな!

的な雰囲気でくる営業さんは未だに50%くらいいるように感じていますから、このTOHOハウスさんの丁寧さは突出してるんです。

そしてね。いつもと違うお名前で少し違和感を感じながら話していたのですが、今日は「あれ!?」って気づいたんです。ていうのもその電話のお相手はお引き渡しの時に銀行で振り込み用紙に振込先として記入しているお名前、

つまりは東宝ハウス練馬の社長さん自らのお電話だったわけです。

社長さん自ら、社長を名乗らずにわざわざいち不動産営業の僕にお礼の電話ってありえない(^_^;)正直驚いた。ていうかあれ?なんか前にも同じお名前の電話受けてた気がするけど気のせいか?うーん、そうだとしたら失礼が無ければ良いけど(^_^;)

僕は前職はとある会社の役員を務めていましたからやはり協力会社さんには感謝を伝えなくてはいけない立場でしたが、

いや、全然、おれ、全くダメだ

全く人としての器が及んでいない。謙虚な気持ちで人と接するように努めてるけど、全く修行が足りてない。しかも僕があんな立派な不動産会社の社長なんて務めてたら、あの時よりもっと増長してプロフィール写真に腕組みして仁王立ちで偉そうに写っていたはず。想像すると寒い。

でも前職辞めて相変わらず我が暮らし楽にならないけれども、井の中の蛙を脱出できたのは良かったのかもしれない。まだまだ人生これから。日々勉強ですね。

そしてここまでよその業者の気持ちを上げてくれる。モチベーターとしての能力の高さったらないな。そりゃ社内の営業さんも仕事に精出すな。

そしてやはり気持ちは声に出して伝えないとダメなんですね。もっとたくさん感謝の気持ちを言葉にして伝えていこう。僕に感謝を言われない人?それは心底感謝されていないのかもしれませんね(笑)

大泉学園にある「東宝ハウス練馬」さん。僕以外に不動産のことについて相談するならオススメですよ(笑)

今日も最後まで読んでくれてありがとうございました^ ^




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