見出し画像

お引き渡しまでの流れ

今日は人生で初めて重説を読ませてもらったお客様の残金決済でした^ ^

残金決済というのは金融機関で融資を実行して物件代金の残りの部分を清算し、物件の名義を売主様から買主様に変更して登記する日です。

残金決済=お引渡し

です。

買いたい物件が決まり購入の申し込みをします。ここから住宅ローンの事前審査を申し込んで事前審査が通り購入資金の目処が立ったらご契約。となります。

ご契約が終わると物件を購入する権利を一旦得ることができます。ここではまだ購入する権利くらいに思っていてください。そしてその後、金銭消費貸借契約。通称「金消」

この家買う為にお金貸してくださいね〜

って言う契約をします。その間くらいに売主様、買主様一緒に物件の確認を行い、目に見えるキズなどないか確認して、指摘事項を売主様は補修などで対処して引き渡しに備えるわけです。

その後、やっと迎えたのが今日です。金融機関に売主様、買主様、仲介業者(今回は僕)司法書士さんが集合して仲介業者(僕)のリードで手続きが進んでいきます。今回は予定をタイトにしてしまい、直前で司法書士さんにお願いしたもんだから担当の司法書士さん、船橋の銀行で決済を終えた後に急いで埼玉まで来てくれる。ギリギリになるといけないので駅で待ち合わせ。僕が車に乗せて少し駅から離れた金融機関にお連れする予定でした。

なのに直前になってもまだ来ないので少し嫌な予感のした僕はお客様にお電話。

「すいません、司法書士の先生が遅れてまして・・。」

「あれ?こっちに来てるんじゃないかな?」

とお客様。

はい。僕が迎えに来てる事を上から聞かされていなかった担当の司法書士さんは決済時間に遅れまいと自力で予定通り到着していたのでした。慌てて金融機関に走る僕。着いた頃にはほぼほぼ決済の大事な所は、金融機関の御担当者さんが済ませてくれていたのでした。ちゃんちゃん。

この後司法書士さんは一人法務局に行ってその物件の所有者が変わった事を登記してきます。登記しておかないと、この後勝手に売主様が他の人に同じ物件を売ってそちらが登記を済ませてしまうと名義は後から契約した人のものになってしまいます。だから決済したその日にその足で登記に向かうんですね。まぁそんな話、僕は実際には聞いたことありませんけどね。

という事で、無事にお引渡しが済んでホッと一息といった所です。

でも、買主様との本当のお付き合いはこれからですから。人生の進む道を僕が少し影響を与えたお客様。そうでなくても本当に穏やかで笑顔を絶やさない奥様。ドンと構えて器の大きい旦那様。こんなご家族に悲しい思いさせるわけにいきませんからね。この先もお仕事は続くわけです。

今日は、不動産のお仕事の楽しさを再確認できた一日でした^_^

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?