蜘蛛の糸

【ラジオ体操102日目】

こんにちは。
もともと引きこもりな性格なので、感染症が広がって”不要不急の外出自粛”という指示が出ていても、そもそも不要不急では外出しないから関係ないことだなと思っているコマリストです。
#そもそもこの基準は誰が決めるのかな


今日は『大苦戦』というテーマで書いていきたいと思います。


もうここに書くのも何度目かになりますが、昨年末から地域の中学生に良質な学びを提供するために、中学校や教育委員会を巻き込んで動いています。


直近の状況としては、集客にめちゃめちゃ苦労してるぜ!という感じでした。

で、この後どんな状況になっているのかというと、もっとヒドいことになってます。。
#正直笑えない

現在の状況

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自分が出来ることはすべてやりきるという宣言をしたけれど、どうにも”出来ることをやれない”状況が続いているんです。


そう。敵は”変異株”とかいうヤツです。
5月22日の本番には生徒280名を集めるという目標を掲げていました。


参加者は中学生です。交通手段がバスか電車か自動車になるのですが、こんな状況ではほぼ全員が『自動車』を選択します。


ということは、いくら生徒自身が参加したいと思ってくれていたとしても、保護者が300人弱集まる場所に子供を行かせたくないと考えれば、当然ながら参加はできない。
#私も参加者側なら行きたくないかも


マンボウ、非常事態宣言、緊急事態宣言と、状況が刻々と変化する中では、大々的に集客活動なんてできっこないんです。


正直、八方塞がりに近い状況の中、苦肉の策として内容を一部修正する方向で進めることに。。

模索している手法

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さて、こんな状況で、どうやって生徒たちに学びを届けるのか。


本当に悩みましたが、現時点での方向性としては、参加対象校を30校から2校に絞り、学校側の全面協力を頂いた上での開催がメインの案。


事前授業にご協力いただいた私の母校と、事前学習用動画の内容を見て、共感して頂いた地域のモデル校の2校が、かなり協力的だということもあって、この案が最有力となっています。


ただし、1万人の生徒に届けたいという私たち主催側の想いは変わっていません。


この2校に現状を伝えた上で、色々と話し合い、当日の様子を撮影した動画を専用ホームページに掲載するだけでなく、DVD+パンフレットという『学習用教材』の形で、30校へお届けすることになりました。


今回実施する内容は、コミュニケーションスキルを学んだうえで、その内容を活かして実際に15名の経営者から話を聞き出すというものなので、『職業人講和』にかなり近い動画になるんです。


ということで、この内容を教材としてお届けすることで、この非常事態宣言下において”職業体験”を実施できない生徒たちが、学校にいながら学ぶことができる


生徒にとっても、学校にとってもメリットがある教材として届けることで、より多くの生徒たちに学びを提供できると考えたのです。


ということで、これらを実現するための膨大な資料を、今年の年明けに作った資料から作り直し。
#すべてボランティアです
#資料の数は笑えるレベル


深夜3時まで、ひたすら作業を続けて、GW中に何とか完成させるところまでこぎつけました。
#GWっておいしいのかな
#睡眠時間をください

泣いちゃう

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さて、ここまで用意してきたのが、昨日までの出来事です。


で、今日になってあのウイルスの脅威がさらに強くなります。『非常事態宣言の延長』がほぼ確実に。


協力的だった2校のうち1校は、”イベント当日に非常事態宣言が解除されていること”を条件に協力的な姿勢を見せてくれていましたが、おそらくこれは期待できない。


もうね、壁がいくつもいくつも向こうからやってくるみたいな状態で、超えても避けても、目の前が開けないんです。


中止にしたらええやん。


こう思われそうですが、そんな簡単な話ではないんです。私が所属している団体として、これまでそれなりに予算をかけてきたこと、県や地域の教育委員会から後援を頂いていること、地域の全生徒(1万名)にチラシを配布済みであること。


他にも、色々としがらみがあって、中止の決断は難しい。さらに言えば、日程変更すら、団体の定款上難しい。


最悪の最悪、この2校の生徒から”講師に効きたい質問”を集めて、大人から質問をして講師に応えて頂く様子を教材に落とし込むということになってしまうことも想定して、学校側に質問を集めるためのワークシートをお渡ししました。


あ~、もう打ち手が見つかりそうにないな。。


そう思っていたところに、私の母校から電話が入ります。


電話の内容は、『非常事態宣言が出ていようとも、保護者の同意のもとで、希望する生徒を動員します』というものでした。


もうね、泣きそうでした。
”ありがたい”というのはこういう時に使う言葉だなと心から思いました。


保護者の送迎が難しい生徒がいた場合に、移動手段は何とかなるかと聞かれたので、実費でバスをチャーターすると即答しました。
#どうせボランティアなんだし
#お金は働けばなんとかなる


先方曰く、15名程度はいくと思うとの言葉を頂いていますが、正直何人来てくれるかは分かりません。
#期待するのは辞めました


でもね、この言葉にすごくすごく救われたんです。まさに、蜘蛛の糸ですね。

まとめ


今日は『大苦戦』というテーマで、昨年末から取り組んでいる地域の中学生向けの良質な学びの機会を提供する活動について、現状報告と悪戦苦闘している中での救いについて書いてきました。


こうやって振り返ってみると、なんだか良い人みたいなことやってるなと自分で自分を慰めてやりたくなります笑
#褒めてくれる人はいない
#見返りを求めてたらこんなことできない


このあと、イベント内容が変更になったため、所属団体の理事を集めて会議が複数回に渡って開催されることになります。


ここへ向けた準備を進めつつ、すでに申し込んでくれている生徒へのケア、協力頂く中学校との打ち合わせ、当日の撮影業者との再調整、学習用教材を作成する業者との調整、講師への状況報告と当日の流れ変更の連絡などなど、まだまだやることは山積みです。


けどね、折れそうになった心をつなぎとめてくれた母校の想いに応えようという気持ちが私の背中を押してくれているので、残すところ2週間強を全力で駆け抜けます。
#この恩義には必ず応える


またまた個人的な報告がメインとなって申し訳ないです。最後まで読んでくれた皆様、ありがとうございます。大好きです。

じゃ、またね!

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