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お役所仕事、クソくらえ<554/1000>

【ラジオ体操855日目】
【ニコチンレス生活576日目】

こんにちは。
余計な正義感を振りかざすことで、自らを生きづらくしてしまうことを何度も経験しているのに、性懲りもなく大きなものを相手にして正論で戦いに挑もうとしてしまう役立たずコマリストです。


今日は『ここまでコケにされては黙っていられない』というテーマで書いていきたいと思います。


"お役所仕事"
この言葉を耳にしたり、実際に使用したことはあるでしょうか。


あまりにも形式的で不親切なのに効率が悪いような仕事のことを揶揄して使うこの言葉。


個人的には好きじゃない
#使うけどね


だけど、この言葉の通りだと思ってしまうような役所やお国の対応というのはあまりにも多くみられるので、あながち間違った言葉じゃないかもしれないと思ってしまう私もいる。


今日は、企業の支援活動を行う中で実際に起きている国をあげてのお役所仕事の割りを食っているのは、そのお役所が”日本の活力だ”と言いきる中小企業なんだけどな~というお話です。


直接中小企業庁に意見してやろうかと思いましたが、あまりにも小さな私の力では届かないため、力を貯めるためにも、今の感情と事実を言語化して残しておこうという回です。

経営者の努力

何か手はないか・・

私は仕事柄、企業の資金調達支援の一環として、国が政策として予算を使っている補助金の取得をサポートすることがあります。


今日はそんな補助金申請における出来事から、お役所仕事すぎる仕事ぶりと、リスクだけを負わされる中小企業のリアルを書き綴っていきます。


今回の話題は、事業再構築補助金という中~大規模(100万円~1億円)の補助金を巡るお話です。


この補助金は、もともと新型コロナウイルスの影響を受けて売上が大きく落ちてしまった企業を対象にしたものです。


そのため、補助金の申請要件として以下のようなものを設けています。
①コロナ前と比較して10%以上売上が落ちていること
②リスクを負った大胆な挑戦をすること
③実現可能性が高いこと
④3~5年後に新しく始める事業が売上全体の10%を超えること


ちなみにこの要件は、現行のものとは一部違っているので、2023年6月現在募集されているものとは異なります。


これだけの要件を満たそうと思った時、企業としてはどんな努力を求められるのか。


まず、売上が10%以上落ちていることについては、売上が落ちているにも関わらず、倒産することなく事業を維持できている状態であることが求められています。


1割ダウンがどれほどのインパクトか、分かりづらいかもしれませんが、多くの企業の営業利益率が10%に届いていない状態であるため、10%売上が落ちれば、かなりの数の会社は営業赤字になるという状態です。
#赤字でどれだけ持ちこたえられるか
#内部留保次第


その状況を打開するために必死で考え、周囲の協力を得ながらリスクを負った起死回生の一手を模索する。


さらに、その一手が絵に描いた餅とならないために、既存の取引先を中心に声を掛けて案件化出来そうかということについて確約を得るために奔走する。
#ここまでしないと
#事業はうまくいかない


もちろんこれだけでなく、金融機関から設備資金の融資が受け取れるのかを確認したり、必要な機械の選定をしたり、納期が間に合うのかを調整したり・・。


申請者となる中小企業の経営者は休む間もなく努力し続けることを求められます

本末転倒でしょ!

指差し呼称、ヨシ!

ここまでの努力をしてきたとしても、採択されるとは限らないのが補助金というものです。


専門家や金融機関、支援団体と協力しながらしっかりとした事業計画を創り上げて、それを評価されて『採択』という結果を勝ち取ることになるわけです。


さて、これだけ努力して根回しをして『採択』の結果を受取った経営者がどんな行動をとるか。


当たり前ですが、仕事として発注してくれると確約をもらった相手企業に対して、採択されたから予定通り仕事を受けられそうだと報告をすることになります。
#相手企業も
#動き始めてくれる


もちろん、その他の支援してくれた外部への感謝も伝えると思います。


問題はここから。


通常、補助金というものは採択された後に機械の仕様書や見積書、相見積書などといった書類を提出して、『この機械にお金を使っていいですよ~』という承認を得る必要があります。


この補助金も例外ではないわけですが、実はこの承認を得るまでの期間が長すぎるというのが問題になっているんです。


私の知る限り、酷いところは採択から7か月経過してもなお、承認が降りないというケースがある。


承認が降りなければ、当たり前ですが銀行からの融資は受けられません。


しかも企業側の対応が遅れているのであればしょうがないですが、企業側は迅速な対応をしているにもかかわらず、お国の審査担当が遅すぎて2~3ヶ月放置されるなんてことが当たり前のように横行している
#事実です
#何件もある


彼らは、どれだけ遅れても何のリスクもないかもしれない。
彼らは、審査ミスをしても上司から怒られるだけで済むかもしれない。
#ふざけるな


だけど企業側は違う。
売上が10%以上落ちて瀕死の状態で何とか起死回生の一手を見つけて根回しをして本業をこなしながら申請書を作って採択を勝ち取ったんです。


採択されたから、御社の仕事を受けられると、取引先に伝えてしまっているんです。


1分1秒でも早く審査して、承認して事業を開始させるのが国としてのあるべき姿なんじゃないか?


中小企業は文字通り、命がけで事業に取組もうとしている
#待っていても
#給料はもらえないのだ


それをクソみたいなお役所仕事でダラダラと時間を浪費させるのは違うはず。
#相変わらず
#口が悪い


待っている間にどれだけの会社が倒産してしまったことか。


なめるのもいい加減にしてほしい。


しかも、この補助金には『最大でも採択決定日から14カ月以内に事業を完了させること』という別のルールが存在します。


国が怠惰な態度で審査した結果、7ヵ月も待たされている企業からすれば、機械の納期が間に合わなくなるかもしれないのだ。
#ルールの改変求む
#ルールと運営のミスマッチ


間に合わなければ、補助金は下りない。


そんなあほみたいな話があってたまるか!


これを中小企業庁に直談判したところで、私個人の意見など届くはずもないので、無力な自分が腹立たしい。。
#バスケがしたいです


もしも審査担当者がこの記事を読んでくれていたら、伝えたい。


こんな記事読んでる暇があるなら、1秒でも早く審査を完了してこい!と。
#だったら書くな
#君の為じゃない


モヤモヤは止まりませんが、この辺にしておきます。

じゃ、またね~!

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