【乃木坂46】29thシングル選抜のエトセトラ。

アイドルグループ・乃木坂46は2月20日明けて21日、テレビ東京系「乃木坂工事中」番組内で29thシングルの選抜メンバーが発表された。

選抜とは?
選抜とは乃木坂46のリリースするシングルCDの表題曲を歌うメンバーを指し、選ばれたメンバーは歌番組をはじめとするメディア仕事への出演が増える。推しを持つファンにとっては重要な決定の一つ。

選抜発表前における今シングルの期待

今シングルの期待の一つは柴田柚菜、中村麗乃、弓木奈於をはじめとするメンバーの初選抜入りである。特に今シングルは前シングル選抜メンバーが5人も卒業となったことから、単純に考えれば”選抜経験のない”子たちが多く入ることが予想でき、期待が高まった。

また2月上旬より順次公開されている5期生にも注目が集まり、これまで2期生、3期生、4期生はグループ合流してすぐにセンターへ大抜擢されていることから、5期生も例外なく、その道筋をたどるのではないかと考えられた。

【28th】君に𠮟られた 選抜メンバー
樋口 早川 清宮 北野 岩本 鈴木 田村 新内 掛橋
   筒井 梅澤 星野 高山 生田 久保 秋元
      遠藤 与田 賀喜 飛鳥 山下


今回の選抜メンバーについて

今回の選抜メンバーは、前シングル「君に叱られた」に比べて3人減り、18人構成となった。メンバーは下記の通り。

【29th】タイトル未定 選抜メンバー
  田村 掛橋 清宮 鈴木 樋口 岩本 柴田 早川 
     久保 賀喜 与田 遠藤 筒井
    梅澤 山下 (五期生) 飛鳥 秋元


 歴史は繰り返す 

 前述のように期待通り、センターは5期生ということが発表された。
 振り返ると、今やグループの中心として活躍する2期生、3期生、4期生もグループへ合流してすぐにセンターへ抜擢されており、今回(29th)もその伝統を受け継ぐ形となった。
 過去3作と今回で決定的に違いがあるとすれば、”選抜落ち”メンバーがいないということがあげられる。このことから、昨秋から続く現選抜メンバーを応援してきたファンは盤石な采配に安堵、一方で選抜入りを期待されていたメンバーを応援してきたファンは非情な結果を突き付けられる形となったが、運営は中道路線から保守路線へとなびき始めたと言えるだろう。

下記は新メンバー合流直後の選抜メンバー。

【7th】バレッタ
  万理華 衛藤 飛鳥 秋元 深川 中元 川後 高山
      桜井 生田 生駒 若月
     西野 白石 堀 橋本 松村
【初選抜】
衛藤、中元、川後、堀(新加入)
【選抜落ち】
 井上、中田、優里

【18th】逃げ水
  万理華 新内 生駒 桜井 若月 井上
   星野 松村 生田 秋元 衛藤 高山
   飛鳥 白石 大園 与田 西野 堀
【初選抜】
大園(新加入)、与田(新加入)
【選抜落ち】
寺田、北野、優里、樋口、中田
【24th】夜明けまで強がらなくてもいい 
 梅澤 北野 秋元 久保 高山 星野 新内
  山下 生田 白石 松村 桜井 与田
     堀 賀喜 遠藤 筒井 飛鳥
【初選抜】
賀喜(新加入)、遠藤(新加入)、筒井(新加入)
【選抜落ち】
佐藤、鈴木、岩本、阪口、渡辺、理々杏

【29th】タイトル未定 
田村 掛橋 清宮 鈴木 樋口 岩本 柴田 早川 
     久保 賀喜 与田 遠藤 筒井
     梅澤 山下 (五期生) 飛鳥 秋元
【初選抜】
柴田、(五期生)
【選抜落ち】
  なし(卒業メンバーは5人)



 このセンター・選抜の意味は大きい

 まだお披露目すらされてない現段階において、どのメンバーにもその可能性がある。
しかし過去の大抜擢から考えるに、センターに立って以降のシングルでも選抜に定着する可能性は高く、特にグループ成長期に抜擢された堀を除けば、”選抜落ち”することなく、着実に成長を遂げてグループの中心・顔となっている。


    センターにならなくても中心に 
 センターに立つことだけが選抜への道のりではないことは今や明確である。その理由に梅澤美波や久保史緒里の存在がある。
 彼女たちは活動当初から恵まれたポジションを得られたわけではない。もちろん3期生ライブになれば、梅澤美波はMCを、久保史緒里は数曲でセンターを任せれられる存在だったが、2人ともアンダー(非選抜)を経験している。
 グループが多方面での活動を拡大する中で、特にこの2人は舞台オーディションや地元のPR活動など自身の可能性を探してチャレンジを続けた。その結果、梅澤美波は舞台 七つの大罪でヒロイン役やwith専属モデル抜擢、久保史緒里は萩の月のCMや楽天ゴールデンイーグルス始球式出演などグループでの立場を徐々に確立して行った。
 このように乃木坂46はアイドル活動はもちろんマルチに活躍することで、立場を確立することが求められる。つまり、今シングルでセンターに立つことが叶わなかったとしても、可能性は未知数であると言えるのだ。

 センターは誰なのか 

 2月上旬にグループ公式YouTubeチャンネル「乃木坂配信中」で公開された5期生たち。 未だ公開されていない3名を含めてこれからの活躍に大いに期待をしているが、今シングルのセンターは神奈川県出身16歳の井上和なのではないかと考える。
その理由として、YouTubeでの発表の仕方を挙げたい。
 あなたは複数の人を紹介する時どんな風に紹介するだろうか。名前順、年齢順、誕生日順などなど、少なくともテキトーには紹介しないだろう。
今回の場合は名前順、年齢順、誕生日順、どれも共通点が見つからない。つまりまだ見ぬ共通点が あると考えられる。 その上で、一番最初に紹介されるメンバーというのは特別ではないだろうか。
一番最初に紹介されるメンバーというのは、グループの顔になり、注目を引く効果があるだろう。
このことからも話題を惹きつけた井上和に期待をしたい。


 終わりに 

 考察・分析という客観的な事実をベースに書いてきましたが、”選抜発表”を一つのエンタテインメントとして捉え、「そういう意見もあるよね」「こうなんじゃないか」と考えを巡らせてもらえたら幸いです。
 乃木坂46をはじめ、グループのセンターに立つことというのは大変特別なことですし、本当に限られた人が任されるポジションだと思っています。だからこそ誰がどんな楽曲でセンターに立ったとしても素直に「おめでとう」という想いがこみ上げてきますし、「素敵な作品になりますように!」と心から願っています。
 選抜、アンダー、1列目2列目3列目、ポジションが割り当てられる事柄である以上、センターに立つから優れている、選抜に入っているから優れているという考えに至る気持ちも一定理解はしますが、競争ではなく、作品の1つの要素としてのポジションでしかないということを胸に推しメンとの時間を楽しんで貰えたらと思います。

どんなメンバーも今日まで大事に育ててきた親御さんの元を離れ、ひとり華やかな世界へと飛び込んでくる普通の女の子です。どうか優しく、そして温かく迎え入れてあげてほしいなと思います。

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