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人と作業と環境と

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作業療法士とはどんな仕事なのか、また作業とは何なのか。 そして、それを取り巻く環境との関りとは_
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#作業療法士的視点

高機能が仇となり

以前に高機能が好機能とは限らないという記事を紹介しました。 今回はそれに似たようなお話になります。 毎回お伝えしてますが、私は訪問のリハビリを生業としています。 色々な家庭や家の作りなどがあることも以前に書きました。 家の作りといえば、様々なハウスメーカーが様々な家を販売しています。 そしてマイハウスの憧れの一つとして挙げられるのは、スウェーデンハウスではないでしょうか。 高機能で防音機能も、寒さにも強いですよね。 住宅展示場に行くと必ず行ってしまうくらい憧れますよね。

高機能は好機能とは限らない

訪問リハビリの仕事をしています。 色々な家を回ってリハビリをしています。 昔ながらの家屋でバリアリーの家もあれば、最近流行りの造りの家もあります。 家族構成も様々で、老々介護となっている家庭もあれば、親子孫と三世代の家庭もあります。 家族構成が様々であれば、個人個人の価値観も三者三様となります。 世代も違えば便利に感じ方も様々となってくるでしょう。 そんな中、とある方へ訪問に出かけた際にこんな話がありました。 今行ってる、デイサービスのトイレの事なんだけど、聞いてもらえ

ピンチは最大のチャンス?

ピンチこそ最大のチャンスだと思うことはありませんか。 なぜって思う方もいるかと思います。 ただ私はこう考えています。 ピンチになった時に… ①自分の今までの経験を振り返る ②最善の方法なのか他に何か手段は無いか考える ③自分だけではどうにもならないと他者を頼りたくなる そして自分の行動に自信がある人ほど他者の意見に耳を貸すことも少なく、自己流で自分の価値観を疑うこともなく推し進めてしまう傾向が強いと感じます。 自信があり自己流で物事を進めて失敗の経験をしなければ、さらに他