うたう

うたいたいことがあって
それは愛されたい　って気持ちと同じだと思う

いつか
今世分だけでもの永遠の入り口に立って
アセロラ色の空から　世界中に花束をばら撒きたい
うたう　ってことはその気持ちなんだろう


未来の為の今であって
今の為の未来であるように
武器をすべて捨てて
やわらかい風の吹く木陰で　それぞれにお手製のお弁当を食べよう


いつか
朝も昼も真昼も夕方も夜も真夜中も夜明けも
にらめっこしても　けたけたと　わらい合いますように
海で途切れる大地が　海の底では繋がっているということ
この惑星は歪で　うざいくらいに繋がりばかりだ


うたいたいことがあって
それは生きたい　って気持ちと同じだと思う
神様は「しあわせになりなさい」と、ぼくらに言う
だから　自由色の空から　どこかしこに花束をばら撒くんだ


うたうってのは
泣かない泣きたがりのぼくらが手を繋ぐ為の優しい響き
愛してる　って気持ちと同じなんだと思う
今日もうたっているよ