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言の葉の実


薄紅うすべにの花散りその身を言の葉のさねとなさむと水に映しぬ





薄紅の桜花は命を全うして散ったその身を声なき声の言葉の真実・根本にせんがためにと水鏡に映していた





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声なき声の真実をその身を持って教えてくれるために、

今年もまた桜は咲き、そして散っていった。


桜咲く季節を待たずして、大震災で亡くなられた人々の姿が私の脳裏で重った。









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