プロフ!韓国で出会ったウズベク文化
今日はウズベキスタンの「plov(プロフ)」という料理を我が家流にアレンジしたものを紹介します。
これは古代インドのpulaoという米料理から始まり、トュルク(トルコ)系民族による伝播を経て、フランスに渡り「ピラフ」となった料理ですね。我が家の娘たちの大好物です。
我が家では日本で安く手に入りやすい鶏肉を使いがちですが、もちろん羊肉で作ってもとても美味しいです。手順は全く同じです。
この料理は今年10歳になる長女が都心のとある農業機器メーカーが本社ビルで一般解放している学習コーナーで紹介されていた「世界の米料理」の中から見つけて「食べてみたい!」とリクエストしてきたものです。
えー…でも食べたことないしなあ、と思って一瞬悩んだんですが、よく考えてみると実はあったんです。
実は私、韓国在住のウズベキスタン人のミュージシャン仲間がいまして、今年6月に光州ビエンナーレに作品展示している友人のアイヌ女性アーティスト、マユンキキのセッションのサポートで訪れた光州郊外のタジキスタンレストラン(もちろんハラル)で会いにきてくれた彼らと一緒に初めて食べていました。
「韓国では材料が手に入らない!」とタジク人(ウズベクとは言葉も文化も近い)店主も言うし、友人たちも「本場の方がずっと美味い!」とは言っていたけど… 俺にとっては十分美味しかったのでその雰囲気を参考にアレンジして作りました。実は甘味付に使用しているレーズンも彼らがタシュケント(ウズベキスタンの首都)に里帰りした際にキロ単位で送ってくれた現地のものを使っているんですが、これがみたことない品種なんですが爽やかでめちゃくちゃ美味しいです。乾燥した砂漠の広がる中央アジアでは米は高級品。家庭では冠婚葬祭の〆に食べるご馳走のイメージだとか。
なぜ俺が在韓ウズベク人ミュージシャンと懇意にしているかというと、数年前にキウイとパパイヤ、マンゴーズで出演した韓国、全州のJEONJU INT'L SORI FESTIVALがきっかけです。
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