韓非子 内儲説下 六微中 第三十一

韓非子 内儲説下 六微中 第三十一

吉成学人(よしなりがくじん)
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韓非子の説話では古代中国の苛烈な権力闘争が描写されています。
余計な文章が少ないので、その分リアリティがあります。 

「事件が発生して利益があると、その利益を得ている人が事件の中心にいる」と云う事例では以下の説話があります。
韓の王の昭僖侯に料理人が食膳をあげます。
しかし、スープの生の肝が入っていました。
昭侯は料理長の次席を呼び出します。
「おまえ、どうして私のスープに生の肝を入れたのだ」と責めました。
料理長は頭を地面にすりつけ、死刑になる罪を認めて答えます。
「料理長をこっそり追い出したかったからです」。

最近、熱いですね。