韓非子 喩老上 第二十一

韓非子 喩老上 第二十一

吉成学人(よしなりがくじん)
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この篇では、『老子』の言葉を歴史の事例を元に解釈する内容で、前篇の解老よりもわかりやすいです。
成立したのは、韓非子没後の漢代だと云われています。
昔、殷の紂と云う王が象牙で箸を作りました。
賢臣の箕子は恐れます。
彼は、紂王が象牙の箸を作れば、次から次へと贅沢をするようになるだろうと考え、そのはじめを恐れました。
案の定、5年後には、巨大な焼き肉の炉を用意し、酒粕の山に登り、酒の池で遊ぶようになったそうです。
だから、紂王の代で、殷は滅亡したそうです。
この話は、老子が云った「微小なものを見抜くこと明と云う」だそうです。

最近、熱いですね。