激ムズパズルの先にある至宝を求めて『Magicube』感想
Magicubeは2023年6月30日にリリースされたパズルゲームです。
レトロゲームのような少ない色数をうまく使用した雰囲気抜群のドット絵のグラフィックが目を惹きますね。
本日このパズルゲームの全50問を苦しみに苦しみ抜いた末に全問制覇し、あまりの達成感に感動したので「噛み締めつつ、ついでに記録に残そう！！」と今noteを書いています。
どんなゲーム？
操作キャラは爆弾のようなころんとしたフォルムがかわいい魔法使いで、自分の左右にキューブを出現させることができる。ただしキューブが出現するのは壁やブロックなどに突き当たった時である。下に何もない場合はそのまま床まで落ちる。
左右への移動とジャンプが可能ですがジャンルはアクションパズルではないのでご安心を。作者のnosoさんも「素早い操作が必要なステージは一つもありません」と言及してくれています。
キーボードで遊ぶ場合、キー配置の変更が不可で左右の移動が矢印キーを押すしかないのですが攻略にはまったく問題ないレベル。コントローラも使用できますが私は結局最後までキーボードでクリアしました。
無理
さきほど載せたスクリーンショットと同じステージですがこれが1面。ドクロがルールの説明をしてくれます。
……
無理じゃない？
私は思いました。
「英語、よく分かんないからな……
なにかルールを読み違えたのか、ここはチュートリアルなのでクリアとかないステージかも！」
2面行ってみましょう。
……
無理じゃない？
3面でようやく「これならなんか台座にのせるのが可能な気がする」と思い挑戦するも非常に苦戦し、ひたすら試行錯誤した末になんとか初クリア。
1面2面の画像を見てクリア法がパッと思いついたあなたはMagicubeの才能があります！今すぐ始めろ！
チュートリアルですら容赦がない
パズルゲームのチュートリアル、一手動かせばクリアみたいな簡単なものが多いと思うんですがMagicubeは1ステージたりとも無駄にしないという意気込みをひしひしと感じるくらいチュートリアルにも容赦がないんですね。
このあと多様なギミックが次々に現れてプレイヤーを苦しめるんですが、
初出のステージからもう
「初めて見る？そっか、いいからこれを解け」
と言わんばかりの難易度でお出しされます。手加減する気はないらしい。
その代わり難易度はずっと高い水準を保ちはしますが極端に上がることもありませんでした、ずっと難しいしずっと苦しい。
二段階詰む
ほぼ全ステージこれだったんですが「解法のキモを見つけたぞ！クリアだ！！」とウキウキで操作していたら何故か途中で詰むんですよ。これが作者の想定通りのプレイングなら私はお手本のように毎回罠にハマった優良プレイヤーです。最大限楽しめましたね、毎ステージ倍の苦しみ。
しかしこの二段階目の詰まりをできる限りの工夫で打開したとき、嬉しさも倍になるんですよ。この感覚を一度覚えてしまえばおしまいで、喉元を過ぎた苦しみをすっかり忘れ次のステージもついつい攻略を始めてしまう。なんて恐ろしいゲームだ。
操作キャラの移動できる範囲、キューブの挙動を全て把握してようやく道が開けるんですよね。総当たりしろという話ではなく、あらゆる可能性を試すのが大事。こういう場合どうなる！？を思いつけるかどうかが明暗を分けます。私はひとつ見つけるのに数時間かかったりして泣きましたが、パズルが得意なあなたならきっと大丈夫でしょう。
Magicubeを知ったきっかけ
ここからはゲームの内容と無関係の話になります。
元々作者のnosoさんのブラウザで無料で遊べるパズルゲーム
The elephant in her room
というゾウさんのパズルをプレイして「この素晴らしいパズルの作者さんはどなた！？」とX(Twitter)アカウントを覗いたことがきっかけでした。
その時はまだMagicubeの発売前で、それ以来ずっと楽しみにしていたのでこうしてプレイできて、なにより全ステージ無事クリアできて本当に嬉しい！！！
正直私のパズルの実力ではすぐに付いていけなくなると思いましたがなんとか喰らいついていけました。Magicubeは間違いなく難しいパズルゲームなので、つまり……私が天才だったってこと！！素晴らしい事実に気付かせてくれてありがとう、Magicube。
ここまで読んでくれた皆さんもぜひ天才の自分と出会える体験をしてくれたら良いなと思います。
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