異なる世界観を生きてみる

ゲームと言えば、一気にクライマックスへと突っ走るのが、それまでの私のやり方で、それはカーレースやアクションものであれば尚更だけれど、RPGでも場面を次へ次へと進めていくのに躍起になっていた。

レジェンドオブマナはグラフィックも音楽もアーティファクトを置いていくという世界観もさることながら、登場人物がみんな魅力的で、それぞれの人生観ややるせない想いが、どのように昇華され解決されていくのか(しかもハッピーエンドとは限らない)複雑で繊細な複数の本編もエピソードの発生条件を満たさねば現れないサイドストーリーも取りこぼさないように、慎重にゆっくりと旅を楽しんだ。

こんなにやり込み要素のあるゲームは、後にも先にも、ほとんど見当たらない。

実は、このゲームは息子も大好きで、
何度に一度の、ボロボロなオルガン演奏に大笑いしたり、占い師のお姉さんのよくわからない?予言に通ったり、アナグマ語で会話をしてみたり、と親子で楽しんだのも忘れられない。

お気に入りの○○編が噛み合わなかったのも、ああ、親子と言っても個性は違うなぁと当たり前のことに感心したり。

七賢人が出てくるくらいだから、セリフも哲学的な(思索的な)名言が沢山あったけれど、
私はやっぱり草人君が好きだ。

ほしってね、たくさんあるっぽいよね。