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自分らしくあるとはどういうことなのか

フリー写真素材サイトで「自分らしさ」って検索したら、それらしいものがこのトップ画像くらいしか出てこなかったんですけど、それでいいのか。笑

さて、もう少しでこのnoteも1年になりますが、先日トータルview数が5000を超えました。こんな駄文にありがとうございます。「最低週一回投稿」を自らに課してきましたが、やってればなんとかなるもんですね。

今後ともどうぞよろしくお願いします。

見てて「あ、そうそう、これ」と思う瞬間

こうして文章を書くことを続けて来ていますが、自分の中でうまく言語化できていない感覚というものは沢山残っているものです。価値観として大事にしていることなのに、無意識だったり、いざ説明しようと思うと上手く伝えられなかったりすることです。

そういうものが何かの拍子に整理されたり言語化されたりするということはよくあることです。

昨夜、NHKの「プロフェッショナル」の録画を見ていて、「おお」と膝をポンすることがありました。

正直な話この大草さんという方は今まで存じ上げなかったのですが、スタイリストをされていて、「女性は加齢や出産と共に身体が変化していく。好きな部分や隠したい部分があって、若いころの様にはいられないけれど、服があればそれを上手に見せることが出来るので、それを手伝いたい」という趣旨のことを言っておられて、僭越ながら「そうそうそれそれ」と思った次第です。

何が「それ」なのかと言いますと、私達は調味料メーカーですが、やっていることは「そのお家お家のご飯を楽しんで欲しい」ということであって「さあみんなで料理しましょう」という話では無いのです。私達の取引先には製麺業や総菜製造の企業がたくさんあります。そこの製品も美味しいものがたくさんありますから、それを食べて頂いてもいいわけです。

キャンプが好きなお家もあれば、仕事に部活に家族がばらばらに頑張っているお家もある。和食が好きなお家もあれば、洋食が好きなお家もある。毎日たくさん食べるお家もあれば、食事に極力時間をかけたくないお家もある。それぞれに合ったご飯を楽しんだらいいのです。こうあるべしという理想像を押し付けたいわけではありません。

ご飯の呪いを解こう

ご飯には良く分からない呪いがかかっていると感じることがあります。「ご飯は手作りのほうが良いんだ」なんてのはその最たるものです。いいんですよどんなご飯でも。私がTwitterでやってるようなものはマニア向けのちょっとおかしなものです笑 私が料理をするのは子供がゲームをやるようなものです。あの作業そのものがストレス発散になっているので深みにはまっているだけで、あれを他の人がやる必要はありません。「ご飯を楽しく」というのも呪いに近いかもしれませんね。誤解の無いよう付け加えると、「ご飯なんて毎日の事なんだから楽しくないことも有るけど、楽しいことの方が5割をこえるくらいにはしたいよね」程度の事です。

ご飯に限りませんが世間には呪いのようなものが一定程度あります。「母乳で育てるのが良い(初乳は免疫獲得の意義が大きいので別)」「英語教育は早く始めた方が良い」「食べるものはオーガニックの方が良い」挙げ出すとキリがありませんが、どれも大体科学的根拠は怪しいものばかりです。それが好きならそうすればよいですが、好きでもないのに十字架を背負わされた様に苦しむのはどうかと思います。その人がその人らしくいられる時間が少しでもあることが大切なのであって、それは他人が決めることではありません。

自分らしくあるとは何なのか?

どこかのTVCMやキャッチコピーに出てきそうですが、では「自分らしくある」とは何なのでしょうか?私が時々ここで触れる就職活動ネタでも「自分探し」がありますが、根っこは同じところにあると感じます。それが分からないから「自分は幸せでない」と感じたり「劣っている」と感じたりするのではないでしょうか。

実際は大した話では無いのです。何かをしていて「あ、これ楽しいなぁ、これ好きだなぁ」と思ったらその人らしいのです。それが旅行ならそれでいいし、アニメや漫画ならそれでもいいし、スポーツならそれでもいいし、お酒飲んで楽しいならそれでもいいのです。犯罪行為や誰かを腐すことで迷惑をかけない限りはどんなことでもいいと思います。

好きなことに貴賤はありません。そして無理に誰かに話す必要もありません。それを自分が好きだと自覚して、その瞬間の自分を肯定的に受け止めればいいだけです。ドラマを見るのが好きならそれでよし、それなら私達はその大切なドラマに間に合うように、パパッと食事を美味しく済ませられるような調味料を提供したいだけですし、そんな自分たちに誇りを持っています。

貴方の好きなことは何ですか?

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