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スタバのキャンペーンが凄い件

たまには他所様の話を。

スターバックスコーヒーさんが25周年を記念して気合の入ったキャンペーンを展開されています。懐かしいですね。2000年頃なんて東京方面中心で関西は大阪に一店舗しかお店無くて「ツチノコ」か「徳川埋蔵金」かみたいな感覚だったんですが、今ではもう田舎でもしばらく車を走らせればどっかにあるくらいに増えました。

さてそのスターバックスコーヒーさんが色んな地域に感謝を込めてスタートさせたのがこちら。

47都道府県それぞれにオリジナルのフラペチーノを作ったんだそうです。

エグイ企画ですね。何がエグイって、メニュー作りとその審査もさることながら、各県に10店舗も20店舗もある、都市部なら何十とある店舗で、日々売り切れ御免とは言え毎日キチンと原料を供給する供給ラインが必要です。つまりメーカーにちゃんとオーダーを出して、流通業に配送させなくてはいけません。毎月のオリジナルフラペチーノの手配だけでも大変なのに、県ごとに用意するなんて普通なら発狂物です。

当然のことながらスターバックスコーヒーの名を冠するものですから、いいかげんな原料であることは許されません。キチンとチェックも入れなければいけません。

勿論このキャンペーンは既にネットで話題になっていて、広告効果たるや凄まじいものがあると思いますし、各都道府県のスタバラバーの皆さんは嬉しいことでしょう。またぞろ「何県制覇!」とかやり出す人も出てくると思うので息の長い効果が期待できると思います。

とはいっても管理の手間ですよ手間。各県の店で作り方をちゃんとアルバイトの皆さんにレクチャーしなくちゃいけないし、各メーカーから原料明細は取り寄せないといけないし、各県どれだけ売れるかもわからないので大量の在庫を積むわけにもいかないし、売り切れればクレーム来るし、どっかで事件が起きればネットで燃えかねないし、「やらないでおこう」と結論出したくなる理由なら、外野の私でもいくらでも挙げられます。それでもやり切ったスターバックスは流石だなと思いますし、こんな大手にこんな手間のかかったことをされると「かなわないなぁ」と思っちゃいますよね。

かつてマクドナルドが異物混入からの復活を期して、今のカサノヴァ社長就任に伴って「毎月新製品を出す」というタスクに向かった時、その運用は物凄く大変だったそうです。各県ごとに違うなんてさらに上を行きますね。

兎にも角にも調達担当の皆さんお疲れ様です。

おじさんもこのキャンペーンを楽しんでみたいと思いますが、もうこの年になるとフラペチーノはお腹周りにテキメンに効果を発揮するので、慎み深く味わいたいと思います。

こんな絶賛したエントリの最後に付け加えますが、別にスターバックスさんから何も貰ってませんw

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