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私達の歩いて来た跡は既に教科書になりつつある

昭和レトロが一つのジャンルとして確立している

最近、若い子たちの間で「昭和がエモい」という流れが一部であるようです。例えば音楽では昭和歌謡がいいということになっているそうで、検索してみたらLINE MUSICで再生リストがありました。

松田聖子や中森明菜、工藤静香、沢田研二、桑名正博、などなど昭和ど真ん中なラインナップになっています。

その他にもガラスメーカーである石塚硝子さんがこんな昭和デザインの食器を出していたりします。

リアルで使ってた私達からすると古臭く見えてしまうものも、初めて見る人にはとてもよいモノに見えるというのは勉強になるところです。何事も勝手に外野が決めつけるのは良くないですね。笑

昭和の後半も教科書に載る

私は小学校中学校を卒業して30年前後経つわけですが、四半世紀も経つと教科書も随分改訂されているようです。
例えば私達は鎌倉幕府成立は1192年と習いましたが、今では明確な線引きはできないという解釈になっているようです。学会での研究もすすみますから、こういう訂正がなされるのは教科を問わず、当然のことですね。

また、私達の頃は歴史や社会の教科書にはせいぜい1970年代の高度成長期のことくらいしか書かれていなかったと記憶していますが、今ではおそらく平成に入るところくらいまでは少なくとも書かれているでしょう。

先日部下と話してて盛り上がったのですが、小学校の社会の教科書で「昔のものが無いかお爺さんお婆さんに聞いてみましょう」というのがあって、私達は蓄音機とかが対象だったのですが、へたをすると今の子供たちは「CDプレーヤー」が対象になるのではないか?と気づきました。

電話も今やスマホが当たり前ですから、黒電話が分からないのは勿論、ヘタすると二つ折りの携帯電話すら子供達には珍しいものかもしれません。笑


最近「うる星やつら」という本放送は昭和だったアニメ作品がリメイク・放送されており、当時をリスペクトして至る所に昭和デザインが残っているのもとても面白いです。単に私達「かつて見ていた層」を狙ったものではなく、先ほどの昭和テイストの流行からも今の若い子たちに見て欲しいのもあるのかもしれません。

住居の間取りから家具、商店、電柱に至るまであんなに昭和が残った背景デッサンになっているのはドラえもん以来な気がします。でもオープニングではスマホも出てくるし、ラムちゃんが着ている服は今の流行に合わせているんですよね。笑

「歳とったなぁ」ではなく

こういうテーマにすると、強烈に自分の年齢を意識してしまいますが、私達が見ていたものが今の子たちには全く違うものに見えているというのはとても面白いことです。たまにこういう話題にしてみて、ギャップではなく純粋にどう見えるかを聞いてみると、新しいビジネスの種や話題が出てくるかもしれませんね。

以上、今回は完全に雑談でした。

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